第24回 しごと情報ネット運営協議会 日時 平成18年3月29日(水) 10:00〜 場所 厚生労働省専用第21会議室 ○諏訪座長 年度末のお忙しい時期に朝早くからお集まりいただきまして、大変ありがと うございます。「第24回しごと情報ネット運営協議会」を開催させていただきます。本日 は委員全員がご出席でございます。最初に前回の運営協議会以降で、委員の交替がありま したので、ご紹介させていただきます。学生援護会の木ノ内委員が退任なされまして、そ の後任として、全国求人情報協会から吉田委員が就任されました。よろしくお願いいたし ます。 ○吉田委員 吉田です。引き続きよろしくお願いいたします。 ○諏訪座長 議題に入ります。本日は最初に前回、平成17年12月22日の第23回運営協 議会以降に認定いたしました参加機関の申請状況など、運営状況の検討をしたのち、しご と情報ネットに関する平成18年度予算、平成18年度のシステム改善、バナー広告、その 他ということで、ご検討をいただきたいと思っております。  最初に事務局から、前回の運営協議会以降の運営状況につきまして、ご報告をお願いい たします。  ○事務局 ご説明いたします。資料の1頁、参加機関の認定状況ですが、前回、平成17年 12月の運営協議会の開催以降の認定機関は、本年の3月20日の時点で6,343件と、前回に 比べて817件増加しています。2頁、資料1-2に個別参加機関の一覧を付けていますので、 ご参照いただければと思います。  資料2、21頁です。1番の参加機関の数については、資料1の再掲です。2のアクセス の状況は、本年2月、1カ月間の1日平均のアクセス状況をとっています。パソコン版の アクセスが45万3,000件、携帯版が1日平均73万3,000件でした。本年2月については 併せて1日平均118万6,000件のアクセスがありました。  3の求人状況についてです。本年3月20日の時点で、一般求人情報が86万6,000件、 そのうち民間の一般求人については16万6,000件から派遣求人と紹介予定派遣求人、約2 万6,000件を差し引いて、約14万件となっています。また、派遣求人は紹介派遣求人を含 め、約2万6,000件となっています。  4番目の参加機関検索のアクセス状況です。本年2月の1カ月間で約1万8,000件、紹 介頁の頁参照数は17万件でした。  参考ですが、22頁になります。求職者マイページ稼動実績です。1のマイページ登録者 数は2月28日現在の数で、新規登録者から4週間経過して、登録が削除された人や、登録 を自分で削除した者等が除かれた現在の有効登録者数です。6,761人となっています。2に ついては、メール配信対象者数ですが、この数はマイページ登録者数の中で、登録期間中 の配信を既に終えた方や、メール配信を希望しない人などが除かれている数で、3,466人と なっています。  3と4については、2月の1カ月間における実績です。3は2月中のマイページ新規登 録者数で、3,947人、4はメール配信の延べ数で8,304通となっています。参加機関数およ び運営状況については、前回の運営協議会からの状況としては以上です。 ○諏訪座長 ただいまのご報告につきまして、ご質問ご意見等がございますか。特にござ いませんか、よろしければ先に進ませていただきます。「平成18年度予算およびシステム 改善について」です。まず、事務局から説明をお願いいたします。 ○事務局 23頁、資料3です。資料3についてはしごと情報ネットに関する平成18年度の 予算です。皆様ご存じのとおり、去る3月27日に国会において成立したものです。平成18 年度予算額としては、5億5,000万円の計上となっています。平成17年度予算と比較して、 約2億4,000万円の減少となっています。要因としては、2番の項目に掲げている電子計 算機等借料のサーバーの単価の減少が、約8,000万円です。  平成17年度においては、新規の改修事案として、携帯版のマイページ、メール配信サー ビスの開発経費を約7,000万円ほど計上していましたが、平成18年度においては、新規改 修事案としての開発経費を計上していないので、その分、昨年度の予算より減額となって います。  その他の各項目については、単価の見直し、システムの合理化等を図る中で、昨年度と 比較して約2億4,000万円の減少となったものです。なお、本日の運営協議会においては、 この後1の定常改修案件について、委員の皆様にご審議、ご承認をお願いしたいと考えて います。18年度予算については以上です。 ○諏訪座長 資料4のシステム改善も併せてお願いいたします。 ○事務局 資料4、24頁です。資料4については、本年2月23日のサービス検討会におい てご議論をいただき、ご了承をいただきました平成18年度のシステム改修の案です。1に ついては、求人情報提供事業者等の提供する情報に関する問い合わせが、情報提供元、い わゆる求人情報提供事業者等に入らないようにするための改修事案です。実際に求人情報 提供事業者の提供する求人情報については、個々の求人情報に関する問い合わせ、あるい は求人募集企業に関する具体的な情報にかかる問い合わせが、求人情報提供事業者に寄せ られているところですが、求人情報提供事業者においては、回答する情報を持ち得ていな いことが多いため、これらの問い合わせの対応に苦慮しているという状況があることから、 このような問い合わせについては、直接求人募集企業に問い合わせてもらえるような、問 い合わせ先をシステム上で明示できるシステムを付与させていただくという改修事案です。  2については、不要となった求人情報を、参加機関が一括削除できるようにするための 改修事案です。多くの求人情報を掲載している参加機関においては、求人情報の更新にか なりの時間を要して、情報公開を行っていることがあることから、その情報を一括して削 除する。あるいは削除情報を簡単にチェックして削除できるような機能を付加するという 改修事案です。これによりまして、求人情報の鮮度が更に高まり、利用者の利便性の向上 等にも資するものと考えています。  また、2月23日に行われたサービス検討会で検討いただきましたご議論については、資 料6に付けていますので、お目を通していただければと思います、以上、よろしくご審議 のほどお願いいたします。 ○諏訪座長 ただいまの説明をめぐりまして、ご質問なりご意見がございますか。 ○仲村委員 資料の2の中のインデックス情報の件数で、先ほど派遣とか、紹介予定派遣 を除きますと14万件ぐらいあるというお話がありましたが、これは有料とか無料という内 訳はどの程度になっているかは分かるのですか。  もし、分からなければ結構なのです。以前、何年か前に1回だけ、認定時の事業区分に よって、何か分類されたのが出たことがありましたね。今回はそういう集計はなさってい ないということですね。 ○事務局 はい。 ○仲村委員 結構です。 ○松井委員 いまご説明があった資料4の不要となった求人情報を、参加機関自らが一括 削除できるというような改修についてなのですが、まず、いま、この改修の前として、お そらくこういう情報そのものは削除できることが、仕組みとしてはあると思うのです。い ま現在まず、どのようになっていて、これをやることでどのぐらいメリットが高まるのか、 情報の鮮度が高まるのか。情報の鮮度が高くなるということは仕組み上分かるのですが、 情報の鮮度を高めるためには、システム上このようにできるということ以外に、それぞれ の参加機関が、求人情報が充足されたという、情報を集めているというのがもう1つ前提 となっているので、そういうことも併せてきちんと行われている状況があるのかどうかと いうことです。  もう1つ、従来やっている仕組みがあるならば、今後、改修後については、情報を削除 するときにはどういうルールをもってやっていくのか、その辺のルールについてもサービ ス検討会などでは検討をされたのか、今後の課題になっているのか、その辺について教え ていただきたいのです。 ○事務局 まず、最初に現在、どういう手順で削除を行うかということと、想定している 内容を説明いたします。現在は対象求人を1件ごとに選んで確認して削除、これを繰り返 すという手順になります。今回提案している内容は、選択をまとめてやって、確認して削 除をするというふうに、手順数でいえば2分の1から3分の1に圧縮できるという想定を しています。あとルールについては資料6に前回のサービス検討会における議事要旨を付 けていますが、完全に詳細まで詰めきっているわけではなくて、大まかなところについて の意見をいただいているということで、更に詳細についてはまた、詰めていくという手順 を想定しています。 ○松井委員 では、確認ですが、いまもそれぞれの求人情報は、参加機関が削除をしてい る。例えばメールか何かで情報ネットの事務局にお知らせをして、そのデータベースから ある一定期間経過後、削除してというふうになっているのではないのだと、そういうこと ですね。ですから、言ってみれば、特に情報を持ってきて一つひとつ、はい、これ削除、 はい、これ削除というのではなくて、何か一覧があったものを、これは削除、これは削除 と飛んで、次の次は削除とかですね。それであと1回ボタンを押すと削除すると、そうい う違いだけということですか。 ○吉田委員 民間の情報提供機関の立場から言えば、ここの時点で初めて情報が削除され たり更新されたりするわけではなくて、それ以前に日々、あるいは一定のインターバルで 情報更新されて、それをしごと情報ネットに送る時点で、いちばん新しいものを送って、 そして一括削除できるという仕組みになっているのです。だから、民間のほうでは日々、 新しい情報がアップされている。それを一定のインターバルで送る。そのときに、ものす ごく数が多いわけで、一つひとつ指定削除する手間とかいうのは、ある一定期間にかなり 集中してやらなくてはいけないので、事務局にお願いしているのは、まとめて削除する方 法を是非考えてくださいという現場の声を、今回反映していただいた経過があります。 ○諏訪座長 要するに現場がやりやすいように替えるということなのですね。若干、分か ったような分からないようなところもあるので、私からも初歩的なことを聞きたいのです。 例えば1週間ごとに仮に替えるとしますと、その月曜日に全て更新するとしますね。する と、その更新の週に前回やった分を全部一括削除して、そして新しいもの、残っているも のも含めた新しいリストでポンと取り換える、こういうことではないのですね。  そうではなくて、前週に載ったものの中からピョンピョンとチェックをしたら、その後 削除で一気になくなって、新しいものがそこへまた付け加わる、こういうふうになるとい う理解でよろしいのですか。なんとなく私としては、例えば先週月曜版というのを、今週 月曜版と替えたほうが、もっと楽なような気もするのですが、そうしない理由は、何か不 都合があるのでしょうか。 ○事務局 そういった場合については、通常メールでやっていただければ、全部上書きの 形になるので、参加機関の利便性を考えて、オンラインとオフラインという機能を設けて います。そちらのほうは追加機能でやらせていただいています。今回、議論になっている のは、いま座長がおっしゃったような、例えば月曜版であれば、メールで従来どおりでき るのですが、オンライン、オフラインで登録したものについて、追加で入れたり削除した りといったことをやっている参加機関さんもおられるので、そういった所の利便性を考慮 して改修を行いたいということです。 ○諏訪座長 よくわかりました。 ○松井委員 そういたしますと、この改修後も削除の仕組みとしては、2つ走っていくと、 そういう理解でいいのですね。そういうことも、きちんと周知をしておかないと、データ の更新について誰が本当は責任をもっているのかが、問題が起きないようにしておかない といけない。利便性を高める改修は求職者から「なんだ、こんなに充足されたのがいまだ に載って」と言われるときに、責任の擦りあいをしないような、きちんとしたルールとい うのですか、あるいは同じ参加機関も場合によって両方とも使う可能性は十分あると思う ので、その辺は改修をするに当たって、きちんとどういうルールにしておくのかというの は決めておいたほうが、私はいいと思います。  もう1つ、そのときの前提として、先ほどの質問は、最後のほうで分かりにくかったと 思うのです。参加機関は十分に充足されたかどうかというのは、把握されているというの が前提なのです。吉田委員からは先ほどそういうお話がありましたが、そのもう1つの前 は、単なる問い合わせ先に来ないでほしいということ。24頁の改修は反対に、いわゆる参 加機関にはフィードバックがこないように、これはこれで私はこの改修は重要だと思うの ですが、こういうことが一方でありつつ、では、果たしてこういう情報の鮮度を高めるた めの仕組みを、どれだけきちんと参加機関はやっているのか。それぞれの取組みによって 相当レベルには違いがあると思うのですが、そのような感想をもちました。 ○吉田委員 求人情報提供事業は極めて明快でして、いわゆる課金されることによって収 益を得ているわけです。充足したらその情報連絡を互いにやり取りしないと、無駄なお金 が企業に発生します。それはもう市場論理的にもきちんと更新される仕組みになっていま す。 ○松井委員 ちなみに実態を教えていただきたいのですが、職安でも求人先を明らかにし ていいというケースと、職安経由と2種類あると思うのです。職安のデータで、いま実態 はどのぐらいになっているのですか。 ○事務局 細かい数字が手元にないのですが、現在、事業所名を公開している割合として は、大体8割以上と思います。 ○松井委員 ざっくりでいいのですが、問題は、充足されたときに職安が最終的にそうい うことをきちんと、雇用保険のほうで把握ができているという前提ならいいのですが、そ うでないと折角きちんとデータが更新できるようなものになったとしても、いちばんデー タの多い職安のところがうまくいかないとまずいのではないかなと思いましたので、是非、 行政のご努力もお願いします。 ○需給調整事業課長 その点はハローワークのほうも職業紹介をするに当たって、実際、 求人の状況が充足しているか、ハローワークからの紹介以外の形での入職経路ということ もあるわけですから、その辺は充足状況をハローワークでも的確に把握するよう努力して まいりたいと思います。 ○諏訪座長 それでは、今までの議論以外で、何かシステム改善、予算でございますか。 ○佐藤委員 私、前回から参加させていただいておりますので、既にご議論があった話で したらご容赦いただきたいのです。全く別の件です。このしごと情報ネットと別にキャリ ア情報ナビという、厚生労働省のポータルサイトがあります。むろんしごと情報ネットは 職を探している方が使われるものであって、キャリアナビのほうは能力開発に関する情報 を集約したものということで、目的が違うということだとは思うのです。  これを、例えば集約するだとか、何か一本にするということは、利用者の方から見てと いうことで考えられる選択肢ではないかな、というご意見を伺ったことがありまして、私 自身もそう思ったのです。既にそういうご議論がもうなされたのであれば、恐縮ですが教 えていただければと思います。あるいはそうでなければ、その場合どのようなことが課題 になるのか。今回ご提示いただいたお話に対して直接ということではありません。ただ、 システム改善にも関わる話なので1点、質問を兼ねまして申し上げました。 ○諏訪座長 それは私から簡単にお答えをしておいて、その後に事務局から補足していた だこうと思います。おっしゃるとおりです。ただ、全体を一本化しようというのはさすが に議論をしたことはありません。そうではなくて、リンクを張って相互に利用できるよう にという議論はしてきて、そのような方向で検討はしていただいて、もうなっていました ね。相互にリンクを張れば、どちらから入ってももう一方のサイトに行けるわけですから いいだろう。一本化するというのは、いろいろなことがあって難しいこともあろうかと思 いますし、そのようなことの議論はここではしてきたと思います。 ○需給調整事業課長 いま佐藤委員からキャリア情報ナビという話が出ていましたが、ど ちらかというと、能力開発を中心としたインデックスサイトと申しますか、実際、そのメ ニューを電話帳のようにしているサイトなのです。いま座長からもありましたように、お 互いにリンクを張るということについては、既に措置をしている内容です。  具体的には佐藤委員も言われたとおりで、しごと情報ネットそのものはまさしく実際の ポータルサイトとして、そこからまた個別の求人情報に繋がっていきます。キャリア情報 ナビというのは、それぞれのどういう情報のサイトというところにジャンプするかまでで、 個別の情報にまで入っていくことでもないということで、そこの部分で一括するというこ とではなくて、お互い教育関連の能力開発情報をということであれば、しごと情報ネット をご利用の方からは、そちらのほうにいける。キャリア情報ナビのほうで能力開発系とい うことでアクセスをされて、いろいろ探すときに、求人情報をもっといろいろ探してみた いときには、しごと情報ネットのほうにリンケージでボタンを押して飛んでいけるという 形での仕組みということにしている状況です。 ○佐藤委員 ありがとうございました。いずれも億単位のお金が使われているので、より 効率的な使い方ができないかと考えます。私もいまこれ以上の案があるわけではないので、 また、何かご提案ができるようであれば、その意見を申し上げたいと思います。 ○諏訪座長 ほかにいかがでしょうか。よろしければシステム改善につきまして、事務局 が用意してくださった案のとおりでお願いしてよろしいでしょうか。                 (異議なし) ○諏訪座長 では、そのように取り計らわせていただきます。次の議題に移ります。バナ ー広告の件です。事務局より説明をお願いいたします。 ○事務局 26頁、資料5です。資料5については平成17年度しごと情報ネットにおきまし て、試験的に行いましたバナー広告の実績についてです。資料の1番の実績です。バナー 広告の期間については、昨年11月から本年1月までです。全部で4つのサイトを利用しま した。クリック数については、バナー広告を掲載した頁から、実際にしごと情報ネットの トップページまで訪れられた方々の数、それからインプレッション数については、バナー 広告を掲載した頁まで訪れられた方々の総数とご理解いただければと思います。  11月に行いました掲載サイトですが、クリック数が1,780件。また同じく11月に行った 別の掲載サイトでは、クリック数が2,596件。12月に行った掲載サイトではクリック数が 661件、1月に行った掲載サイトでは、クリック数が404件という実績でした。  2は参考として、他の年度の同月アクセス数をとっています。特に平成16年度と比較し ても、平成17年度バナー広告を打ったことによる顕著な増加傾向が認められている状況で はありませんでした。  3として、今回のバナー広告に関する考察を何点か挙げています。1の実績をご覧いた だければお分かりのとおり、しごと情報ネットへの平均アクセス数については顕著な増加 が見られませんでした。2つ目として、インプレッション数の高いサイトでのクリック数 が多かった。3つ目として少し視点が変わるのですが、掲載期間が短期であったこともあ り、十分な検証を行うことが困難な状況だったのではないかと推測されました。  (4)ですが、平成17年度、利用者アンケートの中で「何によってこの『しごと情報ネ ット』を知りましたか」という設問を設けていました。今回のアンケート調査という項目 を除いた581件の回答のうち、56件、約1割が「バナー広告によりしごと情報ネットの存 在を知った」という結果がありました。  4は、平成18年度の広報についての施行案を事務局として作成しました。広報経費とし ては、約1,000万円を平成18年度においても担保しています。従前の紙媒体のみというこ とについては、先の運営協議会のご議論も踏まえ、あまり有効な手段ではないというご意 見を頂戴する一方で、ハローワーク等に来所されるような求職者の方々に広報することも、 いわゆる広報のマルチチャンネルということから、そういうふうな方向も全否定されるよ うなものではないだろう、というご意見も頂戴いたしました。このようなことから、平成 18年度の紙媒体で行う広報経費については、予定額を絞り込んで案を作成しています。  一方、バナー広告については、平成17年度実施の反省点、それから運営協議会で、サイ ト上での広報は、しごと情報ネットもインターネットのサイト上で情報発信をしていると いう意味合いからも、有効ではないだろうかというご意見も多数賜りましたことから、平 成18年度においては、約400万円を予定額として計上しています。あとの予備費について は、年度途中での広報の実態に対する対応、または新たな広報手段を検討する中で、実行 できるような有効な手立てがあるということで判断された場合の予算として、担保させて いただきたいと考えたものです。  この広報の案について、ご意見とご承認を頂戴いただければと考えています。以上です。 ○諏訪座長 これは非常に興味深いだろうと思いますし、新しい試みでしたので、委員の 皆様から、いろいろご質問ご意見があろうかと思います。ご自由にお願いいたします。 ○吉田委員 3点ほど質問です。1つは個々に見れば多い少ないはいろいろあると思いま すが、いわゆるこの広報経費1,000万というのは、今後どうなるのか、どんどん増えてい くのかというところが、非常に気になります。というのは、いろいろな求人サイトも同時 に同じようなところにバナーを張っているようなこともありますので、官のバナー広告が 膨れていくというところは1つ懸念するところなので、まず、その点いかがでしょうか。 ○事務局 お答えいたします。しごと情報ネットは雇用保険三事業の中でも、福祉事業と 言われる事業で賄っている事業です。皆様ご承知のとおり、三事業の見直しということで、 特別会計の改革見直しが迫られているところです。  そのような中において、広報経費について、今後どんどん対応をとっていく必要がある ので、増額要求で財政当局に要求する状況になったとしても、その査定については、かな り厳しいのではないかと考えられるところです。ですから、このバナー広告についても、 将来有効だということで、予算が肥大化していくことは、実際問題としてかなり考えにく いのではないかと考えています。 ○吉田委員 過去、ハローワークにインターネット接続をした端末と、そうではない自己 検索機があり、多分、自己検索機のほうが数がずっと多くて、しごと情報ネット等が見ら れるインターネットに接続したものの数が少ない。その割合というのは、大体何対何ぐら いのものなのですか、ざっくりでいいのです。あるいは次回でもかまいません。  ○事務局 情報を持って。  ○労働市場センター業務室長 自己検索からインターネットには行けないのですね。あと、 相談窓口にあります照会端末と、自己検索が大体1万2,000ぐらいと、1万台あるかどう か。照会端末という職員が使う窓口は約8,000台くらい。 ○吉田委員 求職者がインターネット接続で見られる、しごと情報ネットも見られる端末 が安定所にはどれぐらいあるのか。ここで有効な広報経費の使い方ということが議論にな っているわけですが、いちばん有効なのは、ハローワークにある1万2,000ですか、これ がインターネット接続されて、最初の画面がしごと情報ネットで出るということが、いち ばん有用ではないかと思います。最初の時点で官も民も両方のところから選べるところか らスタートするわけですから、非常にマッチングの確率は一般的には高まるのではないか と思うのですが、いかがですか。 ○松井委員 確かに吉田委員の言われる点は、事実としてそうかもしれないのですが、も う1つ、職安に行くときに、まずどういう気持で行くのか。とにかく仕事を探しているの だということは、それはそれでいいのですが、もう1つ公の役割は本当はどこまでやるの かで決めていかないと難しいのではないかと私は思います。ですから、いまどちらがいい かと決めるのではなくて、そこに行く人、一応、公共職業安定所というと、それがいちば ん最初にくるのは、私は百歩譲って、いまの仕組みだったら仕方がないと思うのです。  公共職業安定所もそうではないのだという考え方を、国全体でそういう方針を持ちつつ、 国民もそう思うのであるならば、吉田委員が言われたような方式でやるべきかなと。百歩 譲って今でもできるのは、もしかするとハローワークのデータがあって、もう1つこちら も見られるというのが付いていれば、そういう大仰な議論をしなくてもできるのかなとい う感じを私は受けました。どうすべきだということに‥‥。 ○吉田委員 私も、最終的にはカスタマーが決めることで、ここで決める問題ではない。 最初に求職者が決める問題かなとは思います。ただ、いまのしごと情報ネットなどでも、 ハローワーク・インターネットサービスがありますし、数がもう半分ぐらいを占めている ような状況ですから、それは求職者がきちんと判断されるのではないかというのが1つあ るのです。  いまハローワーク・インターネットサービスの情報しか見られない、シャットアウトさ れている、インターネット接続ができないという状況は、まず第一歩としては、いろいろ な予算を1,000万等使うのであれば、そちらに使われたらどうかというピュアな気持です。 ○松井委員 おそらくネットでできるようにすると、1,000万やそこいらではなくて、もっ とお金はかかるのだろうなと。もし、そういうご提案をされるのなら、その場合どのぐら いかかるのかということを、もっと考えたらどうかとおっしゃって、単位は相当違う。い ま職安そのもので使っているほうで、しごと情報ネットのお金でやるのではなくて、ハロ ーワークのほうの金で回してやってくださいよという議論かなという感じが、私はちょっ とします。それをやる場合にはいくらかかるのかというのは、いいか悪いかその前に別途 考えるのは必要だと思います。 ○三村委員 いまの議論は非常に大切なところを突いておられると思います。いま、我々 も有料職業紹介の世界では、だんだん官と民との幅が狭まってくる。またそうあるべきだ という考え方に基づきまして、各労働局と我々とのさまざまな意味での意見の摺合せとか、 機能の調整だとかを始めようかという動きが出ています。そういう中でこの議論は大変重 要だと思います。これは公の仕事、民の仕事というよりも、しごと情報ネットを活用して いる、あるいは参加機関、そういうものがより有効にしごと情報ネットを活用するために どういうスタンスで。これは新しいテーマだと私は理解をします。  したがって、従来型の発想ではなしに、多少先の発想の中から、いまの議論は運営協議 会で十分協議して然るべき、無理のない予算の範囲内でできるならば、そういう相互乗り 入れ的なものはあってもいいのではないかと思うのです。 ○諏訪座長 これ、吉田委員からの提案の部分でも、いろいろなレベルがあり得るのだろ うと思うのです。例えば非常に簡単ですと、ハローワークにあるインターネット接続のコ ンピューターでネットのところに行くと、最初にしごと情報ネットが立ち上がるのだろう か、それともいまはきっと厚生労働省か何かのホームページが出てくるようになっている のかもしれないと思うのです。その辺はどうなっているのだろうかとか、そういうものも 含めて、とりあえずはまずそういう次元があり得るけれども、その先はいま3人の委員が おっしゃられたとおりでして、基本的な哲学的な問題と関わってきています。タックスペ イヤーの観点からも考えないといけませんし、利用者の求職・求人両方のそれぞれの利便 ということも考えないといけませんし、非常に重要だろうと思います。  ただ、これを決めるのは我々ではないわけです。我々としてはこうしたらどうですかと いう提言というのでしょうか、考え方を少し示していくかどうかと、そこなのだろうと思 います。ほかの委員の皆様からも、もしご意見とか何かお考えがありましたらお聞かせい ただければと思います。 ○松井委員 その観点で気づいたことを申し上げたいのです。アンケート、後ほど説明が あるのかどうかわからないのですが、34頁を見ますと、しごと情報ネットを知った者では、 このアンケートを見たというのがいちばん多いのです。そうすると、アンケートをやった ほうがいいのかどうかというのは、よくわからないのですが、バナー広告より圧倒的、半 数以上ですね。バナー広告を否定しているのではなくて、こういうものがあるのだという ことを含めて、ちゃんと見て、公平に資料は作っておいてもらいたいと、ちょっと厳しい 注文かもしれませんが。  だから、アンケートをたくさんやれと言っているつもりもありませんが、なんでこうな っているのかなとか、それほど知られていないのだということも、もう1つ言えるならば、 本当にバナー広告を含めてもっと知られるための仕組みとして何をしなくてはいけないの かなということは、もう1つ考える必要があると思います。紙媒体のものについても、い ろいろな紙媒体があると思うのですが、本当に使ってもらうための紙媒体というのは、私 は名刺サイズくらいのものをたくさん、駅前で配れとまでは言うつもりはないですが、い ろいろな工夫はもっとしてもらってもいいのではないかと思います。  本当にネットを使いたい人は、それが便利で、その紙をもらっていったら捨てないよう な仕組みの紙でないと、最終的には職安にたくさん積んであって、厚生労働省の人は満足 するかもしれないけれども、利用者としてはそんな面倒くさい物、持っていたくないとい うようにならない仕組みには何かあるのかというのは考えてやってもらえればと思います。 ○需給調整事業課長 いまの点は、非常に事務局としても反省をさせられるご指摘であり まして、前回、そして今回も提示しているバナー広告、まさしく今までの紙媒体中心の広 報を数年やってきたことについて、まだまだ十分このサイトについて知られていないこと の反省に立った上の手法の1つということなのです。加えていま松井委員からもご指摘が あったように、紙媒体にしても、いろいろな情報を一気に紙に載せて渡すということだけ で満足するということでは、実際、本当にネットを知っていただくことには繋がらないと いうことも、ご指摘のとおりかと思います。いろいろ手法の選択あるいはそれぞれの手法 の中で、どういう使い方をしたらいいのかということを、更に工夫をしていきたいと思い ます。 ○松井委員 例えばJRとかに広告を貼り付けるのは結構、高いのですか。あれはもたな い、1,000万はすぐに飛んでしまう。 ○三村委員 あれを出すには、よほどアトラクティブな内容のコンテンツに作らないと人 は見てくれないです。 ○諏訪座長 それでは今回、吉田委員からのご発言から、少し我々としても意識しておか なければいけないという課題は出てきましたので、これは今後とも必要に応じて、この協 議会で議論をしていきたいと思います。それ以外にこの広告の問題では、1,000万円という のは広告業界からすれば、本当に微々たる額だとは思いますが、タックスペイヤーの観点 からしますと、たとえ額が1,000万であれ、できるだけ有益に使っていただきたい。  そのためにはどうしたらいいか。バナー広告はそれなりの効果があるようだとは見られ るわけです。ただ、その場で見てクリックしない人が、書き留めてあとで行くなんていう のは、普通インターネットの世界ではありませんから、これからいくといま電卓で計算を すると5,441件が認知をしてくれてクリックをした。見ただけの人はもう少しいると思い ます。そうしますと、平均アクセス数を5,441増やしたということなのだろうと思うので す。それでインプレッション数、そこを訪れた人の数が518万9,000件ほど、20万件ぐら いですから、いま計算をしてみたら、丁度0.1%、1,000人に1人がバナー広告をクリック してくれた。比較的ヒット率が高いのとよくないところがありますが、それはともかくと して、平均して1,000人に1人です。これが他のバナー広告と比べて、ヒット率がいいの か悪いかは是非お確かめいただいたらいいだろうと思います。 ○仲村委員 これは画面として、クリックしなくても見ている、これは定着して理解され るようになるまでは、ある程度期間が必要ではないか。ですから、必ずしもそのときのク リック数だけにこだわらないという見方はあるのではないか。 ○諏訪座長 それはおっしゃるとおりです。そういうわけで、これもいろいろな指数を工 夫してくださって、それで今後とも試行錯誤をしていっていただければと思います ○横山委員 このバナー広告というのは、広告を出したことによって費用がかかるわけで すね。クリック数にかかわらず一定の費用がかかる。ネットの世界でCPC広告というの がありますね。だから実質サイトを訪れて初めて課金されるという広告ですね。そういっ たのも考えると、費用対効果はいいのではないかとは思います。検討をしていただければ と思います。 ○諏訪座長 それではこれでよろしいですか。                  (異議なし) ○諏訪座長 では、広報については当面は事務局案で進めていただくということで、しか し、本日の皆様のご意見を反映したいろいろな工夫をしていただきたいということと、も う1つは非常に大きな問題、論点の提言もありましたので、是非この問題についてはこの 協議会においても、今後とも必要に応じて議論をしていくということで、これは確認させ ていただこうと思います。  その他という議題に移らさせていただきます。それが先ほどから出ている利用者アンケ ートの調査結果です。ご説明ください。 ○事務局 30頁、資料7です。資料7については、前回の運営協議会におきましてご承認 いただきました、平成17年度のしごと情報ネット利用者アンケートの結果です。実施期間 は平成18年2月6日から2月13日の8日間です。有効回答数は1,112サンプルでした。 回答者の属性ですが、Q1からQ1-4で示しています。Q1-1ですが、男性が435名、 39.1%、女性が677名、60.9%という割合でした。  Q1-2です。年齢層は20歳代がいちばん多く、43.6%、ついで30歳代の19.3%、40 歳代の16.0%、50歳代の13.8%と続いています。Q1-4で回答者の方々の現在の状況を 聞いていますが、転職希望者が29.9%、専業主婦が28.2%、学生が27.6%、失業者が14.3% という状況になっています。  31頁、Q2-2です。しごと情報ネットを利用して、求人情報を検索するなど、求職活動 を行ったことがある人に、その満足度を聞いています。「大いに満足」と「やや満足」の合 計が55.4%、「やや不満」と「全く不満」が44.6%という結果でした。  32頁、いまの設問に関するところですが、Q2-4では、「やや不満」「全く不満」と回答 をした方にその理由を聞いています。「求人情報が少ない」と回答された方が22.6%、「関 心のある求人情報が少ない」と回答された方が17.6%、「大まかにしか分からない」と回答 された方が12.7%となっています。Q3では、しごと情報ネットを閲覧した感想を「そう 思う」「そう思わない」の形で聞いていますが、この中で色使いに関する回答だけが否定的 な回答ということで、上回りましたが、それ以外については、肯定的な回答を寄せていた だいています。  お話申し上げていませんでしたが、しごと情報ネットのトップページの改修については、 今月13日からアップさせていただいています。このアンケートについては、その前に行っ たということをお断りさせていただきます。  34頁、先ほど定常改修のところでも若干触れたところですが、Q4です。「何によってし ごと情報ネットを知りましたか」という設問です。「今回のアンケート調査」と回答された 方が700件で54.6%ともっとも多く、先ほど松井委員からご指摘がありましたように、広 報に関して、もっと積極的に行う必要性が見てとれたところです。また、「バナー広告で知 った」という回答は、全体の4.4%の状況ですが、「このアンケートで初めて知った」とい う回答を除いた581件のうちの56件ということです。そういう方向から見ますと、本調査 以外の媒体として、約1割の方々が本年度、3カ月間行ったバナー広告によりまして、し ごと情報ネットを知っていただいたという結果が出ています。  35頁、Q7-1では、どのような端末で利用されているかということを聞いています。パ ソコンと回答された方が、97.1%と圧倒的多数の結果でした。これについては、今回の調査 がウェブモニターを使ってやらせていただいた調査だということから、このような結果に 繋がったものではないかと推測しています。  Q11です。どのような雇用形態の仕事を探しておられますかという設問に対して、「一般 求人」と回答した方が48.2%、「パート・アルバイト」と回答した方が46.6%で、ほぼ均衡 しているのと同時に、この2つの雇用形態で全体の大勢を占めているという結果が出てお ります。  Q12−1です。しごと情報ネットのサービスについてどれを利用してみたいかという設 問に対して、「ハローワークの求人情報の検索」と回答した方が24%、「職業紹介事業者の 求人情報の検索」と回答した方が20.8%、あとは11%前後で、地方公共団体や経済団体の 求人情報検索、人材派遣事業者の求人情報の検索、情報提供事業者の求人情報の検索と続 いております。  Q12−2です。検索結果を使って求人に応募したり、参加機関にアクセスしたか。また は今後してみたいと思いますかという設問について、「はい」と回答した方が67.6%おりま した。利用者アンケートとして平成15年度にも行っているわけですが、ここについては、 同じように検索結果をどのように利用したかという設問で聞いております。この設問の仕 方については、明らかにアクションを起こした人に限定されたような質問になっていたこ とから、平成15年度は34%が「はい」と回答したという状況です。  39頁以下に、フリーワードで回答をいただいた集計をつけております。中段の問2−5 (1)は、しごと情報ネットを利用したことがない理由を聞いております。理由としては、 「しごと情報ネットを知らなかったから」という回答が多数を占めておりました。ここに も、広報の必要性が見て取れました。  56頁、問10ですが、求人検索の結果の感想について聞いています。上位のものから、「わ かりやすい、使いやすい」「登録件数・掲載企業の詳しい情報がほしい」「掲載件数が多い」 の順でした。  60頁、問15ですが、しごと情報ネットに期待するものを聞いております。多い順に、求 人情報の質的な充実が求められるような回答が多く寄せられていました。アンケートの概 略については以上です。 ○諏訪座長 ありがとうございました。大変興味深い結果がいろいろ出ておりますので、 ご質問、ご意見があろうかと思います。予定した時間までたっぷり1時間もありますので、 ほかの伝達も多少あると思いますが、何なりとご意見をいただければと思います。 ○佐藤委員 1つ質問させていただきます。いまご説明の中でも少し触れておられたので すが、最初の頁の調査方法で、インターネットによるモニターリサーチをしたということ ですが、この調査はどこかに機関があって、そこに登録している方々がいて、その中で今 回の調査対象に当てはまる方たちを対象にしたアンケートという理解でよろしいでしょう か。 ○事務局 はい。 ○仲村委員 最初のアンケートで、男女別で女性が69%で男性が少ないのは、どういう理 由なのでしょうか。女性のほうがまじめというか。 ○事務局 ここについては、こちらからモニターの方々の属性をある程度モニターリサー チ会社にお示ししているわけですが、あまり偏らないようにということと、有効回答数が どのくらいになるのかのめどをつけた上で、モニターリサーチ会社がアンケート調査を募 ったということです。こちらのサイドから男性が4割、女性が6割としたわけではなく、 有効回答の結果によってこのような形になったということです。 ○諏訪座長 調査の点で、ご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、この結果は 2つの意味で注意をしておかなければいけない点です。1つは佐藤委員がおっしゃったと おりで、インターネット調査というのは、母数になる元がどこかがよくわからなくて、本 件でもその会社が持っている登録者の中からということになりますので、どうしても実際 の利用者や関係者との関係ではずれが起きます。インターネット調査は、世論調査の仕方 としては非常に注意をしなければいけないとよく言われるやり方ですので、最近流行りの 電話調査でランダムアクセスの方法を使ってやるほうが、本当はいいのだろうと思います。 おそらく、コストはそちらのほうがずっとかかってしまうという問題があることが1つで す。  もう1つは回答者で、その点はどうなのかという問題があります。というのは、学生と 専業主婦が合わせて600人以上いて、半分以上が学生と主婦です。専業主婦も全然仕事を 探さないことはないと思いますが、一般的に言えば、我々が念頭に置くような転職者、求 職者とはややずれがあります。その意味では、失業中と定職希望者を中心に集計されたも のをお持ちだと思いますが、私はそれを参考にしたほうがいいだろうと思います。  若干集計方法にも疑問のある所がありますが、テクニカルですから、1例だけを示して おきます。34頁のQ4で、「何によってこのしごと情報ネットを知りましたか」という部分 なのですが、先ほど私が607人ではないかと言ったのは、1,112人が有効回答数ですから、 それに54.6%を掛けると607人になります。ところが、これでは700人ですね。というこ とは、回答者が1人で2つも3つもつけた、それらの回答数全体の中の分布でパーセンテ ージを言っているのです。ですから、もう一度回答全体における比率で見ますと、このア ンケート調査で初めてしごと情報ネットを知った人は、実は62.9%です。バナー広告は5%、 ハローワークから来たものが11.2%です。  この集計も1つの方法なのですが、これでいくと全体における分布が見られません。本 来は全体回答者における比率で出すのが普通なので、これはミスリーディングなグラフに なっていると思います。ほかにも気づいたことはありますが、それはテクニカルなので、 またあとでお話します。 ○松井委員 座長が求職者と転職希望者だけとおっしゃいましたが、私は別に学生が入っ ていてもいい気がするのです。 ○諏訪座長 いけないというのではなくて、1と2だけのものをもう1つ出してみて、そ れを見たほうがいいと思います。 ○松井委員 それはそれで見つつ、学生はどういうものを見ているか、36頁にはパート・ アルバイトが多いですね。そうすると、学生さんはそれをいちばん探している可能性があ るので、それぞれの方の属性によって、どういう分布があるかをきちんと把握しておく必 要はあると思います。そうしませんと、パート・アルバイトを見ている人が多いから、し ごと情報ネットはパート・アルバイトの仕事をもっと集めるように努力しなくてはいけな い、ということにはならないはずです。その辺り、もう少し集計の仕方を工夫して、どう いうことをしていかなくてはいけないかを考える必要があるのではないかと思います。  さらにQ12についても、どういうものを求めているのか、それぞれの属性によってどう いう違いがあるのか、もう少し丁寧に見ておく必要があろうかと思います。そうしません と、全体としてどうなのかは、あまり仕事を探すつもりがなくて回答している人と、もと もとバイトの仕事を探している人とでは違うのではないかと思いますので、今後その点の 工夫をお願いできればと思います。 ○吉田委員 37頁のQ12−2です。今後のことですが、情報を提供する立場から言ったら、 しごと情報ネットを使って求人に応募したり、参加機関にアクセスしましたかという問い になっていますが、応募だけを括り出したほうがいいと思います。いわゆる応募率が高い と非常に魅力的なサイトですし、それとアクセスが一緒になるとゴチャゴチャになるので、 切り離して応募率が高いということで新たな参加が勧誘されるのなら、非常にいいワード になってくると思います。 ○三村委員 大変興味深い結果が出ていますが、先ほどからお話が出ているように、しご と情報ネットに対する認知という観点から言いますと、まだまだ十分とは言えないし、認 知されないところでいくらどんな調査をしたって、正確なものが出るわけがないのです。 大切なことは、こういう調査を基にして、いままでお話が出ているところからポジティブ な部分をどう捉え、それをもってどのように認知度を高めていくか。長くやってきている わりには、あるいはここで出ている各論的、技術論的な話の限りではいいのですが、もう 少し広く、我々がもともと求めている官民が協調した求人インデックス情報というところ での認知度をどう高めていくかに、このアンケートは大変役に立つのではないか、これか ら工夫をしなければならないところだと思うのです。だから、細かい数字でいくには、こ のデータで予断を持つことは非常に危険ではないかという気がします。 ○松井委員 戻ってしまうのですが、吉田委員が先ほど応募とおっしゃいましたが、Q12 −3で見れば、それは大体わかるのではないかと思います。さらに具体的でより細かいア クションがここに書いてありますので、Q12−2は全体を利用してみたいか、全体像を聞 いているということで、さらに深掘りしたものはQ12−3ですから、私は問題ないのでは ないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○吉田委員 そうですね。失礼いたしました。 ○三村委員 Q5を見ますと、大変面白いのは、使い始めたのが年々上がってきているの です。これは決して悪い傾向ではないと思います。大いに自信を持ってやっていいのでは ないかと思います。しかし、バナー広告のあり方にも大変関係を持ってきますね。 ○松田委員 いまの認知度の向上というお話の中で、しごと情報ネットをいつから使い始 めましたかということで、年が新しくなればなるほど数が増えていますので、これは非常 にいい傾向だと私も思います。39頁に、利用した求人サイト名が出ていますね。ここを見 ると、リクルート関連やハローワーク、エン・ジャパンと、いろいろなサイトが出てきて います。吉田委員に伺いたいのですが、バナー広告の形でお金を払って広報をするのも1 つなのですが、こういう求人サイトの中にリンクを張ってしごと情報ネットに飛ぶのは、 自社の利益との絡みでそういうことをしたくないということなのか。それでもいいという ことであれば、あらゆる場面でリンクを張っていただけば、もっと認知度の向上は図れる 気もするわけですが、その点に関してはどのようにお考えですか。 ○吉田委員 ここに名前が出ている会社が、他の求人サイトにバナーを張らせてくれるか どうかはわかりません。お断りする可能性もあると思います。資料5で抜けているとすれ ば、直接的な効果を狙えば、ここではなくてビッグサイトにバナーを張るかどうかという ことになると思います。それは1桁、2桁ぐらい値段の違う話で、先ほどの予算の規模か ら言ったら、いいようにはならないという話ですから、少額の中でいかに効率的、効果的 に知恵を絞ってやるか。民間サイトと同じように、広告費をガンガン使って認知を獲得す るのではない路線を歩むべきだと思います。私が最初に申し上げたのもそういう意味で、 提案したのもそういう意味です。 ○松田委員 いま申し上げたのは、そういう所に無料で張っていただければ、ここからク リックして入っていくという方法もあるのだろうと。もちろんそうです。 ○吉田委員 斬新なご提案ですね。 ○松田委員 その場合、自社の求人との絡みでそんな話は絶対にあり得ないということな のか。 ○吉田委員 虚を衝く質問でした。私どものサイトに張って、弊社にもメリットがあると いうことが論証されれば、無料で張られると思いますが、たぶんこれまでそのような論証 がされたことはないと思います。 ○仲村委員 44頁に役に立ちそうと思わない理由としていろいろ書いてあるのですが、こ ういう否定的な意見が出ていることに対して考えていくべきものがあるのではないかと思 います。この中で、特に職種や就労形態が自分に合ったものがないというのは、中身とし てはいろいろな内容が入っているはずですから、検索の仕方が、その方のやり方の問題も あるかもしれませんし、システム全体の仕組みの問題もあるかもしれません。そういう観 点からすると、特に職種についてはもう少しわかりやすい検索をさせる仕組みが必要なの ではないかという感じがします。  具体的なことを申し上げると、参加機関の検索の際に、取扱い職種があるのですが、こ れは我々民間が通常考える職種に若干違和感がある分類で載っているところがあると思う のです。例えば、製造業のところでは金属や化学などがありますが、同じレベルで大工な ど非常に細かい職種が入っていたりして、この分類も理解しにくいというイメージを与え るのではないか。一方では、管理系は一本で載っていますね。ところが、実際の職種とし て考えた場合、管理系の中にはいろいろな管理部門があるわけなのです。  これは1つの例ですが、そういう意味で、求職者がそれを見たときにすぐ判断がつくも のになっているかどうか、内容的に考えていくべきものがあるのではないか。いつも職種 の問題が出てきますが、システム上の職種の分類、検索させるための分類を、もう少し求 職者に馴染みやすいものに改良していくことも、今後の課題としてあるのではないかと思 います。  非常によかったという意見もたくさんありますので、これはこれでいいのですが、実際 にやってみて難しいという印象を与えている面があるのではないか。そのような印象をこ こから受け止めているのです。 ○松井委員 情報の数が少ないからというネガティブな回答が結構あるのですが、しごと 情報ネットは、ほかのサイトから比べると本当に情報が少ないのですか。それとも質的な 問題なのでしょうか。さらにあるのは、ハローワークを覗いたら非常に少ないという意見 があって、それはそれで自分はわかるのですが、実態としては、ほかのサイトとの比較で はどのようになっているのか、わかれば教えてもらいたいのです。そういうものは、吉田 委員のほうがご存じかもしれません。 ○諏訪座長 吉田委員でも事務局でも結構ですので、回答してください。吉田委員、事情 によく通じているので、ご存じの限りで何か教えていただけますか。 ○吉田委員 事務局に先に伺ったほうがいいかもしれません。 ○需給調整業務課長 確たるデータはないので、いろいろな民間サイトがありますからわ かりませんが、2万件程度かなという感覚的な部分しかなくて、実際上はわかりません。 ○松井委員 そうすると、数が少ないからという回答は事実誤認と言えるのかどうか。 ○需給調整業務課長 どういったサイトと比べられるかということも含めて。 ○松井委員 そういうことも含めて情報を提供してくださらないと、回答している人の回 答そのものが正しいのか正しくないのかの判断が、いまひとつできないのです。そういう 情報も併せて教えてもらえると、今後考えていくときに、自分がやりたい仕事が入ってい ないと、どんなに情報が多くても少ないと思うのが人間として当たり前だと思うので、そ れならそうだということだけ分かればいいのだと思います。  そうすると、仕事の種類をもっと増やす仕組みができないか。そうなると民間にもっと 協力をお願いする仕組みがないのか。あるいは職安そのものがもっと努力しなければいけ ないという、次のアクションがあり得るので、そんなものも重要なのではないかと思いま す。 ○吉田委員 松井委員がおっしゃったようなことだと思いますが、自分にフィットしたも のがあるかないかという感覚がとても大きいのではないかと思います。しごと情報ネット は数自体は十分あるわけですし、そういう意味ではフィット感や職種、業種、地域に対し てどれほど網羅されているかが必要だと思います。それについては、まだまだだという回 答ではないかと思います。 ○松井委員 先ほど仲村委員がおっしゃった、仕事の名前もリクルートはとてもわかりや すいということですが、役所はやはり堅いということがあるならば、それも今後うまくや らなければいけない。非常に難しい問題は、こここで議論してきてわかっているつもりな のですが、より親しみやすくするには、そういう面の工夫も努力していく必要があるので はないかと思って質問をしてみたわけです。 ○横山委員 44頁の役に立ちそうと思わない理由で、上から2行目に「希望の職種がなさ そう」とありますね。ある地域で、ある就労形態で希望の職種がなかったというのは仕方 がないと思うのです。ではなくて、なさそうということは、自分の求める職種で検索でき なかったのであれば問題かなと思います。先ほど仲村委員がおっしゃったように、職種の 分け方などに問題があるのではないかと思います。そういうことがあるのであれば、改善 の余地はあると思います。 ○松井委員 「なさそうな」の中には1回調べてみて、ほとんどなくて諦めたと、もうこ れ以上調べる気がなくなったというのも入っているのかなと私は読んだのです。 ○仲村委員 徹底的にやってみてなかったのではなさそうですね。ちょっとやってみたけ れど諦めたと、そういう分かりにくさというものを感じました。  同じことなのですが、結局いまのシステムの中の職種の最初の選び方が、ポジティブな 選び方ではなく、重要なものがそれ以外となっていますので、若干違和感を感じると。実 際に参加機関からも、わかりにくいという意見を漏れ聞くこともあります。ですから、そ ういった仕組みの中の、大きなものの効果を左右しているのではないかと思います。 ○三村委員 いまの話に関連するのですが、参加機関の一覧表があって、有料職業紹介事 業者は、ホワイトカラー等の職業関係はダーッと並んでいるのですが、同じ有料職業紹介 事業者で家政婦、マネキン、配膳人等の職業関係はほとんど新規参加機関の中にないので す。つまり、これは、その職種の人たちはしごと情報ネットに出してもしょうがないと考 えているから出さないのか、参加しないのか、その辺りは調べておく必要があると思うの です。  例えば、回答者の中に女性が多い。女性の中には、いま非常に介護やヘルスケアといっ たいろいろなものがあって、そういうものに興味を持っている人がずいぶんいるのではな いかと思うのです。そのカテゴリーに入らない参加機関の問題について、仲村委員、民紹 協の参加機関はどうなっているのでしょうか。もうみんな参加機関に入ってしまったから、 新しいものには入ってこないと。 ○仲村委員 そうではないと思います。まだ参加機関に入っていない所は結構ありますね。 ○三村委員 つまり、そういうことは期待しないでも充足できるということなのですか。 ○仲村委員 そうではないのですが、入ってどの程度効果があるかということに対して若 干疑問も持っているかもしれません。  トップに出てくる求人検索情報は、同じ所の会社の情報が出てきます。それなりに努力 をして入力しているわけですから、それはそれでいいと思うのです。しかし、これを見て しまいますと、毎日入れるのは大変だということになりかねないと思うのです。どの程度 の期間で入れているかはわかりませんが、いずれにしても、常に頭に持っていくためには かなりの努力をしなければいけないだろうということです。ボリュームもかなり入れなけ ればならない。それは仕方がない面もありますが、そういったところを見ると、参加機関 になろうとしても若干どうかなということがありますね。非常に難しい問題ですね。 ○三村委員 これも、また別途話し合いましょう。今度のロゴマークの問題も絡みますね。 ○仲村委員 このシステムは、短期の繰返しの紹介の場合には、その都度入れる回数も多 くなりますから無理なのかもしれませんね。常用雇用のような長期が対象になっていくと いうことですね。今回で言えば、ホワイトカラーや一部のマネキンさんもありますが、そ ういった所を対象にしていかざるを得ないのかなと思います。 ○三村委員 先ほどの松井委員の質問の中で気がついたのですが、参加機関の中でホワイ トカラーの職業紹介をしている会社が、果たしてしごと情報ネットにどれぐらいの情熱を 持って参加しているかという問題があるのです。つまり、ここに出ている各サイトは、か なり有力な情報を持っているわけです。求職者も集めていますから、そうするとどうして も実利的なそちらに流れてしまうのです。そこが、しごと情報ネットの1つの限界かもし れません。したがって、バナー広告を多く出そうとするとお金が高い。そういう意味では、 そこは本質的にしごと情報ネットと各サイトを識別しておかなければならない、お互いの 限界ではないかと思います。 ○諏訪座長 議論は、いたずらに長い時間やればいいわけではありませんので、これ以上 ご意見がないようでしたら、そろそろこの調査結果についての意見交換は終わりにしよう と思いますが、よろしいですか。 ○佐藤委員 1点だけ感想と意見なのですが、38頁のQ13を見て思ったのですが、今回イ ンターネットを日常的に使う方たちが回答されていると思うのです。Q13を見ると、仕事 探しのときにはインターネットよりも求人情報誌や新聞広告のような紙媒体を使っている 方が、その他の方法ではいちばん多いというのが、非常に強く印象に残りました。  その関連で、34頁のQ4で、何でこのしごと情報ネットを知りましたかという質問で、 先ほどこのアンケート調査がいちばん多いというご指摘がありましたが、例えば5番や6 番の行政機関のサイトのリンクやそれ以外のサイトのリンクは、残念ながらあまりない。 私の記憶違いだったらすみませんが、厚生労働省のいろいろなサイトの中で、「若者の人間 力を高める国民運動」というものがありますが、あれも若い方に就職の情報を流すことも 関係してくるだろうと思います。もう張ってあったらすみませんが、そういう所に張る余 地がまだまだあるのではないかと思います。  話が飛躍しすぎかもしれませんが、前の議題で広報費用が1,000万と、広報という点で 見れば少ないというご指摘がありましたが、厚生労働省全体で見れば、おそらく広報にか ける経費はものすごい額になると思います。予算の使い方に制約があるのはもちろん承知 していますが、ほかの事業との折半やいろいろなやり方があるのではないかと思いますの で、もっと有効活用して、広報という点でも余地があるのではないかと思いました。 ○需給調整業務課長 まだまだ工夫をしなくてはいけない点があろうかと思いますので、 いまのご指摘を踏まえて努力したいと思います。 ○諏訪座長 ほかによろしいですか。では、ただいまの点につきましては以上の限りとい たします。まだ少し時間がありますので、これ以外に、もし皆様からこうした点もという ご意見がありましたら、お出しいただきたいと思います。 ○吉田委員 先ほどの佐藤委員のお話に絡むのですが、38頁のQ13には、しごと情報ネッ ト以外にもいろいろあるというデータが上がっています。これらの数字が下がって、しご と情報ネットが上がればいいのかということでは決してないと是非申し上げたいのです。 いろいろなツールがあって手段があるというのが、求職する上では非常に望ましいことだ と思います。  いましごと情報ネットが目指しているのは、数をたくさん集めるスタンスで基本的には やっております。あまり編集性もないところでやっていますが、そうでないものもすでに ありますし、今後たくさん出てくるでしょう。より専門的な、あるいは地域に特化した、 独自の切り口でカテゴリーを設けているもの、ロボットで集めてきて、数ではしごと情報 ネット以上に集めようと思えば集められる状況なのです。  いろいろな選択肢があるので、しごと情報ネットだけ広報認知が上がればいいとか、ハ ローワークだけが上がればいいとか、民間だけ多ければいいという話でもない。いろいろ な広報の仕方、求職者へのアプローチの仕方があるので、全体を見ながら我々は何をすべ きかをきちんと判断していかなければいけないと思います。先ほどの広報の目的にも関係 してくることですが、単に他をつぶしてシェアを上げればいいというものでもないと思い ますし、その辺りのバランスがとても大切だという感じがしました。 ○諏訪座長 よろしいですか。その他にないようでしたら、今日はこれで終わらせていた だきたいと思います。事務局から次回の運営協議会についてご説明をお願いします。 ○事務局 次回については、運営協議会にお諮りする事案を検討しているところですので、 決まり次第日程を調整したいと考えております。なお、今回ご承認いただきました定常改 修案件ですが、サービス検討会にお諮りし、事務局として進めさせていただきたいと思い ます。その際には、日程調整をして、サービス検討会のメンバーの皆様方にご審議いただ きたいと考えております。以上です。 ○諏訪座長 またサービス検討会の皆様にもご苦労をお願いしますが、よろしくお願いい たします。では、以上をもって第24回しごと情報ネット運営協議会を終了いたします。お 忙しい中ご参加いただきまして、どうもありがとうございました。そして、熱心なご討議、 いつにも変わらずありがとうございました。