第32回 しごと情報ネット運営協議会                     日時 平成23年1月19日(水)                        10:00〜                     場所 中央労働委員会606会議室 ○諏訪座長 皆様、おはようございます。もう新年の挨拶をする時期ではございませんの で。本日は朝早く、またいつもと違う場所にご参集いただきまして大変ありがとうござい ました。ただいまから第32回「しごと情報ネット運営協議会」を開催させていただきます。 本日の出欠状況ですが、日本人材派遣協会の松田委員、日本経済団体連合会の遠藤委員が ご欠席です。本日もよろしくお願いいたします。  ご案内のとおり、今回の運営協議会は、しごと情報ネットが開始されてから10年経ち、 その節目を迎える会でございます。長年委員を務めていただきました方々、それから私も ですが、このたび退任をするということで、こうした事情から退任委員と新任委員が参加 する形で今回は開催させていただくことになりました。新旧委員の合同開催ということで すが、私が座長を務めさせていただきますのでお許しください。  本日、退任される委員と新任委員のご紹介をさせていただきます。退任する委員ですが、 三村委員、仲村委員、本日欠席されている松田委員と私、諏訪です。新任委員の方をご紹 介します。鎌田委員、岸委員、斉藤委員、河邉委員です。皆様、よろしくお願い申し上げ ます。  議事に入ります。議題はお手元にもありますとおり、1は、最近の「しごと情報ネット 」の運営状況等について、2は、しごと情報ネットに係る平成23年度予定額について、3は 日雇改修・留学生改修スケジュール(案)について、4は平成22年度アンケート結果報告 について、5は平成22年度Web広告実施状況についてです。これら5項目についてご検討を いただきたいと思いますが、最初に事務局から資料の確認等のご説明をお願いしたいと思 います。 ○事務局 資料の確認をさせていただきます。座席表、しごと情報ネット運営協議会改正 についての1枚紙、それから改正について改めて伺いましたので、新任委員の方と留任さ れる委員の方には局長から、しごと情報ネット運営協議会委員への就任依頼の文書をクリ アファイルの中に入れています。本来ならば電話で就任等の確認をさせていただいた後、 すぐに依頼文をお出しすべきものでしたが、この場でお渡しする形になりました。  資料1-1は、しごと情報ネットについて、資料1-2は、しごと情報ネット参加規約、資料 2-1は、しごと情報ネットに係る平成23年度予定額について、資料2-2はハローワークシス テムの概要、資料3は日雇改修・留学生改修スケジュール(案)について、資料4-1は平成 22年度アンケート結果概要(求職者調査結果)、資料4-2は平成22年度アンケート結果概 要(参加機関調査結果)、資料4-3は平成22年度アンケート結果概要(非参加機関調査結 果)、資料5は平成22年度Web広告実施状況、参考資料1-1が「しごと情報ネット」参加機 関に係る認定申請状況、参考資料1-2が参加認定機関一覧、参考資料2-1が日雇雇用求人情 報検索機能追加改修(案)について、参考資料2-2が留学生等外国人向け求人項目の追加 (案)についてです。参考資料2-1、参考資料2-2については前回と同じものを添付しまし た。リーフレットですが、しごと情報ネットに関するもので1枚物が2種類です。それから 日商の佐藤委員から本日提出がありましたジョブ・カード制度についてです。以上です。 ○諏訪座長 ありがとうございました。何か不足等はございますか。よろしいですか。そ れでは早速、議題1に入りたいと思います。議題1は、最近の「しごと情報ネット」の運営 状況等についてです。事務局からご説明をお願いします。 ○事務局 議題1の、最近の「しごと情報ネット」の運営状況等について、ご説明させて いただきます。新しく委員に就任された方もいらっしゃいますので、初めにしごと情報ネ ットの基本的考え方について説明させていただきます。資料1-1の1頁の1の(2)に、しごと 情報ネットのことについて記載されています。しごと情報ネットについては、インターネ ットを利用して、民間職業紹介事業者、民間求人提供事業者、経済団体、労働者派遣事業 者、労働者供給事業者、ハローワーク等が保有している求人情報を、誰もがどこからでも 一覧、検索することができ、検索した求人情報の詳しい情報は、それぞれの求人情報を提 供している機関のホームページにアクセスする等により、把握できる仕組みであるとして います。基本的に、しごと情報ネットは求人情報提供システムとなっています。これは資 料1-2に、しごと情報ネット参加規約を添付していますが、その1にシステムに関する基本 的な考え方が書かれています。  次にしごと情報ネットの現在の状況について、ご説明します。2頁をご覧ください。1の 参加機関ですが、平成22年11月30日現在、一般参加機関については1万105件、特定参加機 関は998件、合わせて1万1,103件という状況で、昨年の同時期より5件の減となっています。 一般参加機関が増加し、特定参加機関が減となっています。  2の求人情報掲載件数ですが、平成22年11月30日時点で、昨年同時期の約55万8,000件に 対し57万5,000件、うち民間分については17万件、全体として前年度より1万6,000件の増 となっています。求人の内訳としてはほぼ一般求人ですけれども、一般求人として57万件 余り、派遣求人として2,600件余り、紹介予定派遣求人で2,200件余り、供給求人について は0件となっています。一般求人の内訳ですが、57万件のうちハローワーク関連で40万3, 000件、民間分で16万7,000件となっています。  3のしごと情報ネットアクセス状況ですが、これについては3頁の下の表をご覧ください。 しごと情報ネット年度別1日平均アクセス件数の推移をグラフ化しています。上の線が携 帯版のアクセス件数で、下段の点線がパソコンアクセス件数となっています。平成22年4 月から11月にかけての1日の平均アクセス件数については、パソコン版で45万6,000件、携 帯版で76万3,000件です。平成21年度と比べてパソコン版、携帯版ともに減少しています。 平成20年度の1日平均と同じくらいですが、これは平成20年秋のリーマン・ショック以降、 雇用情勢が悪化したため、平成21年度アクセス数が大きく伸びているのではないか。平成 22年度の減については、景気の動向によるものだと考えています。少し回復してきている のではないかと考えています。  2頁に戻って4の参加機関検索のアクセス状況です。平成22年11月時点の参加機関検索結 果一覧画面のページ参照数は1日平均約5,000件、参加機関紹介ページのページ参照数は1 日平均11万5,000件です。いずれも減少しています。  5の障害者求職情報検索のアクセス状況ですが、平成22年11月時点で約1万3,000件とな っています。  6の求職者マイページ稼動実績ですが、マイページ登録数は平成22年11月30日時点で1, 841人、メール配信希望者数は675人、マイページ新規登録者数は905人、メール配信数は 2,560通という状況です。現在のしごと情報ネットの状況については以上です。 ○諏訪座長 ありがとうございました。ただいまの報告につきまして何かご意見なりご質 問はございますか。よろしいですか。 ○仲村委員 このインデックスの掲載件数は、いま民間のほうが非常に伸びつつあり、 30%を超えるようなところまできていますので、これは、これからもどこまで伸びるのか 期待をするところだと思います。6の求職者マイページの稼動実績ですが、この数字が多 いのか少ないのかというのは、いろいろ判断が違う面があるかもしれませんけれども、全 体的な上の何万件という規模の数字に比較すると、マイページの登録者というか、この数 がそれほど多くないという感じがします。これを今後、どういうふうに考えるのか。今ま でどれぐらい増えるのかという形で見ていましたけれども、あまり変動がないということ で、これは今後、もっと増えるような方法があるのかないのかというのは、考えてもいい のかなという感じを受けています。 ○諏訪座長 いまの点で質問にわたったところに関して、何か事務局として把握している ところはございますか。 ○需給調整事業課長 マイページにつきましては、推移を見ていると若干ずつ減少してい ます。もともとあまり多くなかったのですが、若干ずつ減少しているということ。これは 結局、マイページ自体で登録することのメリットがどれだけあるのかに尽きると思います。 これについてどうするかは、またここでご議論いただくことになるかと思いますが、我々 としては、わざわざ廃止する手間をかけるまであるのかどうか。とりあえずマイページを 見ていただいて、それで役に立つ方は使っていただく。これをもう少し拡充すべき必要が あるのかないのかも含めて検討しなければいけないと思いますが、無理にここは別に数字 を伸ばすところかなと思います。要は検索だけで満足される方でしたらそれで結構ですし、 登録してまで継続的にメールを見ながらいろいろと仕事を選びたいという方は、それで選 んでいただくということで、もし、これでニーズをちゃんと満たしているのだったら、こ のままでいいですし、もしそういうニーズがもっとあるにもかかわらず、ただ使いにくい ということがあるのでしたら考えていくところかなと思います。私もこの結果を見て、今 年若干減っていますから、どうしたものかなとは思って、その辺はご意見をいただけたら と思います。 ○諏訪座長 ほかに、ご質問はございますか。 ○吉田委員 減っているということも気になりますが、もともとの登録数が少ないのがと ても気になります。民間だったらたぶん閉鎖みたいなことになっているかもしれません。 これがあることによって、どれくらいコストがかかっているかみたいな情報は何かあるの ですか。 ○労働市場センター業務室長 センターの室長の桜井です。マイページにかかっている費 用は、実ははっきり言ってつかんでおりません。というか、算出がなかなか難しいです。 そもそもは後ほど資料でもお話しようと思ったのですが、最適化ということで、このしご と情報ネットも含めて安定行政関係のすべてのシステムを、1つの共通の基盤の上に載せ て一体的に運用しようということで進めていて、ほぼその開発は終わり、あとは端末等の 設置を待つだけで、一部それが進行中という状況です。その中にこのしごと情報ネットも 含まれていますので、全体としての金額の規模というのは当然、私どもとしても把握し、 予算もお願いしているところですが、そのうちのどれだけが、しごと情報ネットなのかと いったところについてはなかなか難しく、実は今日の資料2-1ですが、しごと情報ネット に係る来年度の予定額について、一応、23年予定額としては6億8,900万円で、昨年が7億 7,000万円ですから、金額的には若干減っています。改修費としては、去年と同じこの2つ の機能の追加ということで同額を見込んでいます。  その下に、電子計算機等借料と運用支援費等という欄がありますが、最適化になる前は、 しごと情報ネットに係る経費ということで、別項目立てをして予算要求していたわけです から、金額的にも明らかになっていたわけですけれども、最適化になって、最適化に係る 経費ということで引っ括めた金額で議論をする。もちろん、その内訳等はありますが、こ こに載せた数字は全体の借料のサーバーの台数とか、そういったところから推計している 数字です。※のところに書いてある数字が全体額で、そのうち電子計算機等借料で言うと 約2%が、このしごと情報ネットのための台数ではないかということで計算しています。 等々として推計している数字ですので、要的には全体の中で対応していく形になろうかと 思います。 ○吉田委員 マイページ登録者の方のアンケートと言いますか、あとで出るのかもしれま せんが、満足度あるいは不満足度というか、その辺がわかるものはございますか。 ○需給調整事業課長 資料4-1に、しごと情報ネットのアンケート調査結果があります。 求職者調査の分の3頁ですが、これで必ずしもマイページが満足かどうかはわかりません けれども、Iの「利用したサービス」の求職者マイページとメールサービス、Jの「今後 (も)利用してみたいサービス」の中で、同じくマイページとメールサービスがあり、使 ったかどうかと、使いたいかどうかというのがあります。これを見ると、例えばパソコン 版で言えばマイページを利用したのが5.7%に対し、利用してみたいというのが12.0%と なっていますので、潜在的なニーズはあるのかなと思います。ですから使いづらいという のがあって、内容なり登録の仕方、発信するデータを工夫して改善していくのが、今後の 方向としては適切なのかなと、いまの段階では思っています。あと、それに対して費用対 効果というのがありますので、その辺はご意見をいただければと思います。 ○諏訪座長 よろしいですか。まだいろいろあろうかと思いますが、少し先へ進んだ段階 でまた必要に応じて戻っていただくことにして、次の議題に移ってみたいと思います。次 は議題2のしごと情報ネットに係る平成23年度予定額について、議題3の日雇改修・留学生 改修スケジュール(案)についてです。先ほど少し予告編みたいな報告をいただきました が、まとめて事務局からご説明をお願いします。 ○事務局 先ほど桜井さんからお話がありましたが、しごと情報ネットに係る平成23年度 予定額については、全体額として6億8,900万円、前年度に比べ8,400万円の減となってい ます。改修については1億3,300万円で前年同額を計上という形になっています。日雇改修 については派遣法の改正の審議が継続となり、確定することができない形になっています ので、現在、改修のほうは行わず止まっている状況です。電子計算機等借料についても先 ほどお話がありましたが、全体としては約4,000万円の減となっています。運用支援費等 については4,400万円の減です。9,600万円の内訳ですが、6,600万円が運用支援費という ことで、等の部分については約3,000万円がしごと情報ネットに係る委託の部分、70万円 程度が協議会の開催経費です。資料2-1については以上です。次に資料2-2のハローワーク システムの概要については、労働市場センターのほうから説明をさせていただきたいと思 います。 ○労働市場センター業務室長 簡単に説明させていただきます。ハローワークシステムの 概要ということで、カラー刷り1枚にまとめさせていただきました。左側が既存システム、 矢印の先の右側がハローワークシステムで、来年度(23年度)から全面的に動き始める形 になります。狙いはどういうことだったのかというと、図の中で赤い枠で3つほど枠があ ります。いちばん左側が雇用保険の枠、真ん中が雇用対策の枠、そしていちばん大きい赤 い枠が職業紹介の枠です。それぞれ雇用保険関係、そしてしごと情報ネットもその中にあ りましたが職業紹介関係、これらはすべて別個のシステムとして、それぞれが専用の回線 を持ちながら安定所と通信し、専用の端末と、そしてここではわかりづらいですが、いち ばん下の茶色い吹出しの中で、地方局が独自に設置、求人情報検索端末とあります。私ど もは「自己検」と言っていますが、仕事を求めて安定所に来られた方が自ら操作して、さ まざまな地域の求人の状況を検索するものです。これは全く地方独自で設置しているもの で、これらが混在した形でもってシステムを運用してきたわけですが、それぞれが専用の 端末、また処理装置等を所有するのは非常に効率が悪いのではないかということで、政府 全体で最適化を進めていき、できるだけ汎用品の、しかも不透明な随意契約等の契約の仕 方も見直しながら、透明度の高いシステム運用に努めようではないかということで、最適 化の計画をそれぞれの省庁が立て、私どもも平成18年から最適化の開発にかかったところ です。  この23年度から動き出すシステムというのは、右側にありますように、真ん中の黄色の 丸い枠に厚生労働省統合ネットワークとあります。これは厚生労働省全体のシステムを、 すべて基本的にこの統合ネットワークの上に載せて運用していこうということです。その 上に線がつながっていて、労働市場センターの部分にシステム共通基盤という四角い囲み があります。これはシステム全体を一元的に運用管理しようということで、これまで3本 別々であった雇用保険、雇用対策、職業紹介のシステムを全部、この共通の基盤の上に載 せて、一体的、一元的に運用管理していこうということで開発し、既に開発のほうは終了 しています。一部の労働局においては職業紹介の端末を切り替えた所もありますし、雇用 保険については昨年に地方の運用端末を切り替え、これまで労働市場センターの業務処理 をしてきたメインコンピュータも、この暮れから正月にかけて新たな機能群に切り替えた ところです。  これとは別の統合ネットワークには載らないシステムとして、インターネット回線を使 って情報提供しているものがあります。それが左側のハローワークシステムの下にある求 人情報提供端末です。省内公開という言い方をしていますが、旧システムにおいては地方 局が独自に設置して、それぞれが運用してきた、いわゆる自己求人検索システムです。こ れらの情報、それからハローワークインターネット、そしてこのしごと情報ネット、これ については統合ネットワークとは違う回線を使いながら、24時間体制で情報提供します。 求人情報提供端末は、安定所については安定所が開所している時間ですが、それ以外のイ ンターネット公開、そしてしごと情報ネットについては、24時間体制でやっているとこ ろです。この回線を使い、緑の雲のような形で「インターネット」と書いてありますよう に、インターネット公開ということで、しごと情報ネットもその中に含めて運用している ということです。  先ほど言いました最適化の狙いは、1つはコスト削減です。これまで、ともすれば不透 明な状況に置かれた専用のメインコンピュータを用意し、これはオンリーワンです。それ を用意して専用の回線を使っていたものを、汎用品を使うことによってコストを削減しよ うという狙いが大きいわけです。併せてシステムを改修しますので、できるだけ利用者の 方に都合のいい形にしようということで努力してまいりました。これからもしていかなけ ればならないと思っています。それも狙いの1つでした。  このハローワークシステムのメリット、デメリットですが、職業紹介の安定所における 端末の設置を、いま鋭意やっていますけれども、来年度初頭ぐらいまでかかってしまいそ うなのです。全部が新システムに切り替えられたところで、来年度は新たに最適化の実態 がどうなっているのかについてさまざまな調査をするとともに、第三者機関の委員の皆様 にお願いして、その評価等をいただきながら最適化を見直し、必要な対策をまた続けてい きたいと考えているところです。費用面についても、その中で期待された効果が出ている のか出ていないのかも含めて、検証してまいるつもりですので、よろしくお願いします。 以上です。 ○諏訪座長 ただいまのご説明で、まだいろいろご不明な点、ご質問、ご意見があろうか と思いますが、3を続けてお願いします。 ○労働市場センター業務室長 資料3ですが、システム改修のスケジュール(案)につい てです。日雇改修と留学生改修を並べていますが、派遣法については予算関連法案ではな いということで、順調にいって法案審議が4月頃から、成立するのが6月下旬ぐらいという ことでスケジュールを組んでいます。派遣法の施行については第1段が6カ月後となってい ますので、それに間に合う形で12月リリースを目指して改修を進めていく。その前にシス テム改修、仕様確定など、行わなければいけないことは残っていますが、そういった形で 進めて12月リリースを目指す。それが終わりましたら留学生システムの改修を進めたいと 思います。同時改修になると12月に間に合わないので、日雇から先に始めることにしてい ます。以上です。 ○諏訪座長 ありがとうございました。ではご質問、ご意見をお願いします。 ○吉田委員 1点、ハローワークシステムについて、この新しいシステムでシステム上、 こういうことが可能かどうか教えてほしいのですが、今まで雇用保険と職業紹介はデータ ベースが別々でしたけれども、ある会社で経理職の方が辞めて雇用保険から離脱しました。 そうすると、その会社に対して最寄りのハローワークから、「お宅は経理の人が1人、欠 員が出たでしょう。私の所に登録してください」と電話したり訪問することは可能ですか。 やるかやらないかは別として、知ることはできるので、そういうアクションを起こすこと は可能になりますか。 ○労働市場センター業務室長 雇用保険のほうの手続のときに、離職の手続が当然必要な わけです。その時に、それを埋めるつもりがあるかどうかという欄がありますので、そこ に手続をされた会社の方が、人が辞めたので補充する意思がありますという形であれば、 それを見て安定所が「いかがですか、どうなりましたか」というアクションを取る術はそ こに設けています。 ○吉田委員 今でも可能だということ。 ○労働市場センター業務室長 今というか、旧システムからです。 ○吉田委員 旧システムでも可能というか、もともと可能であるということですね。 ○労働市場センター業務室長 旧システムでも可能であったものを、そのまま引き継いで いると。 ○吉田委員 このシステムが、どのように労働需給に影響するのかというところは非常に 関心がありますが、よく見えないものですから、先ほどおっしゃったメリット、デメリッ トはこれから整理されるということですので、是非、また整理された結果を、この場か別 の場でもいいかもしれませんが、世の中に発信してほしいと思っています。ある意味、例 えば辞めた方向けの何らかの求職登録のアプローチは、ハローワークとしてやろうと思っ たらできる仕組みもあるかもしれませんし、その辺でのこの機能の広がりようですね、そ の辺がよく見えないので不安感もあるというのが正直なところです。 ○労働市場センター業務室長 求職登録の勧め等々については、雇用保険のシステムとし て雇用保険の手続等に来られると即、いわゆる求職登録をしていただく。雇用保険の趣旨 として、要は仕事に就く意思、能力がある方に対して雇用保険を支給するということです から、私は仕事を探していますというのは即、求職の登録ということですから、辞めた方 側の手続については、これまでもそうでしたけれども今後も手厚くやっていく、もしくは 十分にやっていかなければいけないと思います。いま求人側のその辺も漏れなくやるよう な形で考えていかなければいけない。特にこういう情勢ですので、それも考えていかなけ ればいけないとは思っています。 ○諏訪座長 ほかに、いかがでしょうか。素人的な質問をさせていただきます。コストな どで非常に前向きになることはよくわかったのですが、例えばハローワークで働いている 職員から見て、今度新しく使いやすくなることがあるとしたら、どういうことですかね。 例えば前だと専用端末なので、これを見るときはこれで見て、あっちへ行って今度は別の 所へ行ってと、これがなくなって1つの端末で見られると、こういうのが1つのメリットか なと思います。 ○労働市場センター業務室長 それが1つございます。ただ、私どもが心配しているのは、 これはハード面での性能という形になるのかもしれませんが、処理時間、スピードの話で す。これまでは先ほど言った専用の大きいコンピュータで全国の情報を処理していた、そ れと同じ性能が今度はいわゆるサーバ群というのですか、小さなコンピュータがよってた かって数でとにかく処理をしましょうと。ただ、その1個は汎用品で、どこでも使ってい るもの、もしくは市場で調達できるものですから、コスト的にはそのほうが落ちていくの は間違いないわけです。心配な点としてはそのスピードという点で、それはいわゆる安定 所の窓口での処理で、来所された方々をお待たせする状況になりかねません。そのあたり が心配です。それと使い勝手の話があって、特に昨今、いろいろメール等でご意見をいた だくのは、先ほど言った地方局が独自に設置した求人情報提供端末、いわゆる「自己検」 と言われるものがその顕著な例かもしれないですが、使い方なり提供される情報なりとい ったものは、これまで労働局が労働局として独自に決めていた。それを、それも取り込ん で全国一律にしましょうということをやったが故に、使いやすくなったと思うところもあ れば、前は出た情報が出なくなったではないかというご意見をいただくこともあり、なか なか悩ましいところです。どこで線を引くのかを、計画を立てた段階でさまざまご意見を いただきながらやったとは思いますが、やはり切り換えてみるとそういう意見は出てくる ので、今後はいただいたご意見を真摯に受け止めながら、検討してまいりたいと思ってい ます。 ○諏訪座長 もう1点、いまの利用者というのは1つは職員ですが、もう1つは来所者です し、我々で言えばしごと情報ネットを使う人たちです。この人たちとの関係は何か変化が 出るのですか。 ○労働市場センター業務室長 特段、変化はございません。先ほど言いましたメール等で ご意見をいただくと、使い勝手が悪くなった、今までいくつも選べたのが、3つしか選べ なくなったといったご意見をいただきますけれども、そこは先ほど言いました費用対効果 があります。もう1つは、切り換えて即、いろいろとご意見をいただくのは、多くは慣れ の問題も1つあろうかと思いますから、しばらく時間が経って落ち着いた段階で、もう一 度反省しながら見直してまいりたいと思います。 ○諏訪座長 ほかに、ご質問、ご意見はありますか。よろしいですか。改修の件もご案内 のとおり、いろいろな事情がありますので遅れていますが、スケジュールに沿って、いま の改修案をベースに改修を実行していただき、今後、さらに改修が必要になった場合には、 サービス検討会で技術的な事項等を詰めていただく、その上で次回の運営協議会で報告い ただく、このようなやり方で進めさせていただいてよろしいですか。ありがとうございま す。ではそのようによろしくお願いします。次の議題に移ります。議題4は平成22年度ア ンケート結果報告について、議題5は平成22年度Web広告実施状況についてです。事務局か ら併せてご説明をお願いします。 ○事務局 議事次第4の平成22年度アンケート結果概要、議事次第5の平成22年度Web広告 実施状況について、ご報告します。平成22年度しごと情報ネットに係るアンケート調査と Web広告については、社団法人全国民営職業紹介事業協会に事業を委託して実施しました。 その結果が参りましたのでご報告申し上げます。  資料4-1をご覧ください。4-1は求職者向けのアンケート結果です。2の回答者属性です が、男女別についてはほぼ半々です。世代別については20〜40代が20%以上となっていま す。住んでいる都市の規模については前回の運営協議会の場でご指摘があり、これまで 20万人以上ということでアンケートを取っていましたが、20万人以上50万人未満、50万人 以上100万人未満、100万人以上に分けてアンケートを取るようにしました。20万人以上の ところで約60%を占めています。希望就業形態については66.2%の方が正社員・嘱託等を 希望しています。現在の状態については在職者が50.2%、失業中が9.4%、専業主婦が20. 8%となっていますが、今回、平成21年度と比較して失業中の方が16.6%から9.4%と、ア ンケートの割合が変わっています。  3の回答概要ですが、@の「しごと情報ネットを知っているか」という質問に対し、「 いいえ」が約6割です。対象者に在職者が多くなったことにより、平成21年度より認知度 が低くなっているのかなと思っています。Aの「しごと情報ネットを何で知りましたか」 については、「パソコンで検索して」がいちばん多くなっています。  2頁をご覧ください。Cの「『しごと情報ネット』を使わなかった理由」については、 「存在を知らなかった」が、平成22年度においては72.7%と高い数値になっています。平 成21年度は86%で、若干下がっていますが、高い数値になっています。Dの「『しごと情 報ネット』の満足度」については、「やや満足」がパソコン版で58.8%、携帯版で50%と なっていて、「大いに満足」「やや満足」の理由をEで聞いていますが、「簡単に検索で きる」「無料で検索できる」「効率的に検索できる」が高い数値を得ています。Fの「『 やや不満』『全く不満』の理由」については、パソコン版では「求人情報が少ない」「関 心のある求人情報が少ない」が高い数値を占めています。携帯版においては「大まかにし かわからない」「検索の使い勝手がよくない」「求人会社名が分からない」「関心のある 求人情報が少ない」となっています。パソコン版と携帯版の情報量にもよるかと思います が、その違いで数値の差が出ていると思われます。  3頁をご覧ください。Hの「パソコン(携帯)版で2回以上検索し、やり方がわかりづら いもの」として、「絞り込み条件のフリーワード『職種名』の入力のしかた」が、3割以 上で高い数値となっています。Iで「利用したサービス」、Jで「今後(も)利用してみ たいサービス」をマルチアンサーで聞いています。「職業紹介事業者の求人情報の検索」 「ハローワークの求人情報の検索」が高い数値となっています。  4頁をご覧ください。「検索後の行動または希望」をKLで聞いていますが、「参加機 関のHP・電話・Eメール・FAX等で詳細を確認した」方が、パソコン版では20%、「情報か らは、何もしていない」方が74.8%となっています。Mで「ポータルサイトへの評価」に ついて伺ったところ、しごと情報ネットのようなサイトがあった方がいいという方が、 92.3%と高い数値になっています。Nで「しごと情報ネットを行政が運営することについ て」伺ったところ、「行政機関が運営するほうが安心感があり、望ましい」が56.5%でし た。平成21年度より若干落ちていますが、平成20年度の結果では57.9%と、約55%以上が こういう形で回答している状況です。  次に資料4-2の1頁をご覧ください。これは参加機関からいただいたアンケート結果です。 3の回答概要のAですが、「しごと情報ネット参加の主な目的」を聞いています。「登録 求職者の増加を図るため」が52.8%と高い数値になっています。平成21年度が29.6%とい う結果でしたが、平成20年度の結果を見ると50.9%となっていて、たぶん増加を図るとい うところと充足率を高めるというところの割合の動きがあるので、どちらに回答を書くか によって、こういう数値が出ているのではないかと考えています。  2頁をご覧ください。「しごと情報ネットへ求人を入力しているか」をBで伺っていま す。「求人情報を入力していない」が38%で、入力していない理由についてはCの「反応 がないため入力をやめた」が4割を占めています。「求人情報を入力していない」が平成 21年度は72.7%で、平成22年度は38%と大きく変動しているのは、入力している可能性が 高い所にアンケートを出して、入力していない状況について探りたかったということで、 こういう大きな差になっています。Cの「しごと情報ネットの満足度」ですが、「『あま り満足していない』『全く満足していない』理由」としては、「期待していた効果が実感 できない」が高い数値で、これは前回と同様です。せっかく求人を載せても問合せの増に ならなかったと不満足の理由をいただいています。  次に資料4-3の非参加機関調査結果です。2頁のBの「しごと情報ネットを利用した事は あるか」ですが、75%が「ない」という回答になっています。Cの「しごと情報ネットへ 『参加したい』及び、『参加について検討したい』機関の属性内割合」では、無料・有料 紹介事業者が増えていて、労働者派遣事業者が若干減っている状況になっています。アン ケート結果については以上です。  次に資料5の平成22年度Web広告実施状況について報告します。1頁に全体計画と広告別 計画を書いています。グリーンの網掛けの部分が平成22年度で、黄色の部分が平成21年度 です。年度別の掲載料の予算額と回数・単価、クリックの回数・単価を比較したものを載 せています。計画についてですが、平成22年度は平成21年度より絞って広告を実施してい ます。  2頁をご覧ください。WEB広告実施方針ですが、真ん中で「実施方針:費用対効果を更に 高める」として、1で、「より高い効果が見込まれる検索連動広告・インタレストマッチ に絞り、News Cafeやmixiはやめる」としています。実施時期については平成21年と同じ ですが、9月、10月、1月、2月で、求職者の情報収集活動が低下する11・12月を除いて実 施ということで行っているところです。  3頁で22年度実施状況ですが、1月と2月は実施中ということで、まだ結果は入っていま せんが、クリック数の欄の合計を見ていただくと、21年度全体で29万6,196に対し、1月、 2月が入らない時点で22年度は26万2,060となっていて、ほぼ21年と同じぐらいの数字にな っています。それぞれの媒体によって若干、単価が安くなっているところと高くなってい るところがありますが、インタレストマッチについてはクリック数が多く、かなりのアク セスがあったということです。全体的な単価について21年度は12.9円、22年度はいま現在 で6.43円ですから、昨年より半減となっていて、効率よく運営ができているのかなと思っ ています。4頁は実際に掲載した画面のイメージです。以上です。 ○諏訪座長 ありがとうございました。なかなか興味深い結果がいろいろ出ていると思わ れますが、皆様からご質問、ご意見をいただきたいと思います。 ○事務局 広告に関して、これまで協議会で紙媒体のお話がございました。それで本年度 においては、いま配付している2枚のリーフレットのみの印刷として、これまでガイドブ ックという形で、今日は配付していませんが、そちらのほうをやめた形にして、380万円 ぐらいだったものが、今年度は100万円ぐらいの紙広告の実行になっています。以上です。 ○諏訪座長 これは、いろいろとこの協議会で出た意見を踏まえて対応していただいたと ころだと思います。いかがでしょうか。 ○仲村委員 アンケート結果について、いくつかお聞きします。求職者のほうの回答者の 属性という中に、失業中とか在職者、学生とあり、上のほうの配布対象者の中には高校生 などは除かれているわけです。最近の学卒の就活は非常に厳しい状況で、そういうものが どういう利用のされ方をしているのか。いわゆる学生向けのしごと情報ネットの利用状況 が、こういうものから推測できるかどうか。その関係がどの程度利用されているのかなと 感じるのですが、これはいかがでしょうか。実際に学生が見ているかどうか。 ○需給調整事業課長 このアンケート調査では特に意識して調査していませんので、例え ば、いまおっしゃったのは4大の新卒あたりの利用状況ということですが、これからはち ょっとわからないと思います。 ○仲村委員 これは、いわゆるハローワークに求職を申し込んだ学生。 ○需給調整事業課長 ではなくて、これは調査対象はありますけれども、インターネット を使った求職活動がある失業者や転職希望者、学生、主婦で、インターネットのモニター 登録している方から抽出して調べていますから、必ずしもそういったところの対象を絞っ てやっているわけではないのです。一般的にこのしごと情報ネットというのを見ると、ど うですかという聞き方です。 ○仲村委員 今後の問題として、例えば高校生は安定所がいろいろ面倒を見ているという ことですが、そういう高校の方々あるいは新卒の学生に対して、しごと情報ネットをどう いうふうに活用させることができるか、そういう観点の取組みは、今後、考えていくこと が可能かどうか。いま、とにかく中小企業をはじめとして絶対的な有効求人倍率は結構高 いものがありますので、そういうものの接点を作る役割が、このネットの中に構築できる かどうかです。ちょっと考えてみてはどうかという感じもするわけですが、それはいかが ですか。 ○需給調整事業課長 そのあたりの方向性をどうするかは、この協議会の中でご議論いた だきたいと思いますが、もともと今年は就職氷河期よりも悪いと言われて、その中でいま 厚生労働省がいちばん努力しているのは、ハローワークに来てくださいということです。 要はハローワークは、どちらかというと1回就職して離職した方が行く所と学生は思い込 んでいる。ハローワークに行くとそういう求人情報があり、自分たちの就職にも役に立つ のだという意識が、まだほとんどなかったということで、今年の春から細川大臣をはじめ として、とにかくハローワークに来てくれれば、何でもお手伝いしますよということを宣 伝している段階なのです。  その先に、更にこのハローワークのシステムであるとか、このしごと情報ネットをどう 使ってお手伝いしていくかというのがあるかもしれませんが、まだそこまで我々としても 検討している段階でなく、確かに民間の求人も全部載っています。ただし、その中で学卒 を意識して求人を出している所がどれだけあるかも含めて、実際、このアンケート結果も 出ていますけれども、対応する情報がなければ使ってくれと言っても、使い勝手が悪いと なります。そういった意味でこの情報自体、いま現在として学卒求人はあまり意識して載 せてないはずなのです。そういう意味でこのしごと情報ネット自体を、そこで宣伝するの が良いか悪いか。逆に言うと宣伝する以上は、もうちょっと学卒求人を載せてくださいと いう話になっていくと思いますが、それがこのしごと情報ネットの本来の趣旨に合うのか どうか。こういう話かと思いますので、いま現在、とにかくこれを意識していませんし、 それを使うというふうにアイテムを組み込んでいるわけでもありません。そういう状況で す。 ○仲村委員 大手企業の場合は黙っていても学生が来るわけですが、結局、中小企業とか はなかなか来ない。そうすると、いわゆる参加機関が、そういう学卒の情報をインデック ス情報として載せられる仕組みが、できるかどうかにかかってくるのかもしれません。そ ういう使い方ができるのだとなれば、また若干変わるかなという気もします。 ○諏訪座長 ほかに、いかがでしょうか。 ○横山委員 資料4-1の1頁の回答者属性の中に、希望就業形態ということで正社員、パー ト・アルバイト等々が書かれています。それから現在の状態として失業中、在職者、学生、 専業主婦とありますが、これらのクロス集計というのはやっていないのでしょうか。例え ば失業中の方の希望する就業形態は何なのか。あるいは在職者、学生のは何なのかを見た いなという気がします。 ○需給調整事業課長 今回は集計はしていません。実はこれ、いわゆる入札で外部に委託 しているのですが、当初の仕様にはそれが入っていませんので、さらにやると追加仕様に なってしまうので、予算的にできるかどうか。物理的にはできますけれども、今回はそう いう形でやっていないということです。 ○横山委員 元のデータさえあれば、簡単にできる話ではあると思いますけどね。 ○諏訪座長 ほかに、いかがでしょうか。 ○岸委員 細かい話で恐縮です。事前にデータもいただいたのですが、今後の方策を検討 するにあたって、いまの1頁の右下の、何で知ったのかというのは、宣伝媒体というかPR に必要だと思います。21年度から全部落ちていて、シングルアンサーなのに足し算して、 21年度の数字がこれでいいのかどうか教えてください。 ○事務局 22年度が、アンケート結果がシングルアンサーという形になってしまったとい うことで、21年度はマルチでした。そこで数字が落ちたような形に見えてしまうというこ とです。申し訳ありません。 ○岸委員 ここをよく見て、次回以降になると思いますけれども。 ○諏訪座長 マルチに戻したほうがいいだろうと思います。ただ、たまたまそうした結果、 主としてどこかというのがわかったわけですから、これはこれでよかったと思いますが、 連続性が全然ないので昨年とはできませんけれども、来年度以降は是非、テイクノートし ておいて、マルチのほうがいいだろうと思います。いろいろな経路から知っているはずで すので、これだと1個しかないので、それだと主としてというのしか出てきません。 ○斉藤委員 このアンケートの3頁のHは、「パソコン版で2回以上検索し、やり方がわか りづらいもの」ということで、パッと見ていくと全体として、要するに入力の仕方がわか りにくいということなのですね。そうすると、根本的に入力の仕方を改善しないと使い勝 手はよくならない。使い勝手がよくならなければ、使う人たちもなかなかここにアプロー チしてこなくなる。いま、こういうアンケートの結果を見て、今後、どのようにしていこ うと考えておられるのか。その辺はどうですか。 ○労働市場センター業務室長 Hのところは我々も関心があるのですが、要はフリーワー ドという言葉が3カ所ほど出てきています。フリーワードと言うと非常に便利なように思 えるのですが、実はここにあるように職種名をどう入れたらいいのか、求人情報の言葉を どう選択したらいいのかといったところで、入力する方にとっては迷うところなのだろう と思います。そこのところをどういうふうに改善するかはなかなか悩ましいわけですが、 意見の中に、フリーワードで検索することによって、これまで膨大な量の中で紛れてしま っていたところに、辿り着けるようになったという意見もあれば、ここに書いてあるよう にかえってわかりづらくなったとか、両方の意見があるので悩ましいのですが、フリーワ ードというやり方そのものを消すつもりはないし、変えていくつもりはございません。た だ、どうやってこの入力の紛れを取っていくかで工夫せざるを得ないので、先ほど言いま したように、いま最適化が最終的な形でまだ決着が付いていませんから、さまざまあるご 意見を含め、最適化のとりあえずの状態が落ち着いた後、最適化をどう見直していくのか といった中に入れて、このフリーワード検索の使い方の啓蒙というか、周知をやっていく ことは検討していきたいと思いますが、いま、ここをこうするというアイディアがあるわ けではございません。 ○仲村委員 関連で質問しようと思っていたのですが、フリーワードは我々が自由に入れ てもなかなかマッチしなくて、0件というのが結構多いと思います。ある程度このシステ ムの中に反応するフリーワードがずっと入っているのですか。そういうわけではないので すか。 ○労働市場センター業務室長 さまざまな項目に、選択されている言葉というのですか、 それを検索していく形に基本的になってくると思います。 ○仲村委員 求人情報の中にその言葉があれば必ず出てくると。 ○労働市場センター業務室長 出てくるはずなのです。 ○仲村委員 それが出てこないと。これはたぶん、入力してみたけど駄目だったという経 験の方だと思います。その辺は、普通であれば何か言葉があれば反応して出てくるものに なっていないところがあるのではないか。 ○労働市場センター業務室長 もう1つ意見があったのは多すぎると、自分で検索して入 れたら、本当は100件なら100件、50件なら50件というのが何千件と出てきてしまう。それ は極端な話ですが、数が多くて、一体どれが自分にとって有効なのか。それをいちいち見 ていくのは大変なので、絞り込むのが難しくなるという意見もありました。だから数が少 なすぎるという意見と多すぎるという意見と、たしか両方あったと思います。 ○斉藤委員 この検索する方というのは、おそらく職歴、学歴、さまざまな方なのだと思 います。そうすると検索する用語が思い浮かばない方が結構いるのではないか。例えば自 分が経理をやっていたりすれば、「経理」と一言入れればいいのでしょうが、その経理と いう言葉が思い浮かばない方もいるかもしれませんし、いろいろな学歴の方もいるので、 その辺の仕組みをどのように考えていくかではないかと思います。経理の経という字がま た違うのです。経済の経という字を書くところもあれば、計算する計を書くところもあり ます。そのこと自体でも全然違ってきますので、その辺をどのように構築化していくかで しょうね。 ○諏訪座長 皆さんから出ている意見は、自分もやってみたのでよくわかるのです。何か やるとすぐ0と出てくるのです。最近はやったことがありませんが、最初のころはそんな ふうで、あれは何に似ているかというと、四半世紀ほど昔にロールプレイゲームというの が出たので、早速、パソコン用のを買って来てやったら、何の言葉を入れても全然うまく 前に進まないのです。フリーワードの発想が、作った人とこっちのおじさんと違うことが わかったわけですが、こういうのはシソーラスという職業類義語辞典、あるいはマッチン グシソーラスとでも言ったような、こういう職業紹介のマッチングに合わせたものにすれ ば、平仮名で「けいり」と入力しようが、漢字で「経理」「計理」と入力しようが、ある いはファイナンシャル何とかと入力しようが出てくる。日本はこの類義語が進んでいない のです。三村さん、こんな議論を昔しましたね、思い出しますね。  この類義語辞典が実はよくありません。これがうまくできないとすごくやりづらいので す。入力の仕方ではないのです。この類義語辞典なのです。似たような用語を勝手に推測 してやってくれれば多い目に出ますから、その後、絞り込めばいいだけです。ここのメカ ニズムが10年経ってもまだなかなか進んでいない。この類義語辞典を一般的に作るのはす ごく難しいのですが、職業に関して徐々に作っていけば、5年後、10年後にはいいものに なると思います。是非、それはハローワーク全体にも関係すると思いますので、お考えい ただいたらいいと思います。英語では類義語辞典が非常に発達していますので、ワードで 書くと似たような言葉がいっぱい出てくる。あれが日本語は進んでいません。最近、あま りよくない類義語辞典が出ていますが、そういう問題なのかなと感じます。でもヒット率 が悪いからといって捨ててしまうのではなく、桜井さんがおっしゃったとおり、改善して いくという姿勢のほうが普通の人にはいいと思います。  場所などもうまくヒットしないというのは、結局、頭に思い浮かべる大きさなのです。 非常に狭い範囲で考えるか、大きな範囲で考えるかもあると思います。同じように職種も 一緒だと思います。狭く考えれば2万も3万もあり得ますし、もうちょっと大まかに捉えれ ば何千というところで職種が入ってくる。そういう問題もあろうかなと思いますが、是非、 然るべきところで職業類義語辞典みたいなものを作っていくのがいいのではないか。おそ らく吉田さんの所などはなさっているでしょうかね。 ○吉田委員 やっていると思います。何とかではないですか、みたいな感じで出るケース があります。 ○諏訪座長 ほかに、いかがでしょうか。よろしいですか。今日、議題として用意してあ る中身は以上のとおりですが、ほかに関連してご質問なりご意見、あるいは昔はよく宿題 がたくさん出たのですが、新たな委員の先生方からも宿題で、是非、こういう点をやって おいてほしいとかありますか。先ほど出たのは類義語の問題をテイクノートしてとか、マ ルチプルアンサーを来年にちゃんと伝わるようにとかあったと思います。ほかにいかがで しょうか。 ○佐藤委員 今日は資料もお配りいただきましたが、1点、今後の運営協議会の議論の俎 上に載せていただきたいことがありますので、意見を若干申し上げたいと思います。申し 上げたいことは、ジョブ・カードの資料もお配りしました。それに関連しますが、職業訓 練によって正社員を目指す求人というのがあります。しごと情報ネットの仕組みでも、そ ういった求人が、求職者の方にわかりやすく伝わるようなことができないかというのが、 私が申し上げたいことです。今日はお手元にカラー刷りの「ジョブ・カード制度を活用し てみませんか」というパンフレットと、クリップ止めで求人票とジョブ・カード様式の3 つをお配りしました。  恐縮ですが、カラー刷りのパンフレットの中を開けていただくと、真ん中に企業でのジ ョブ・カード制度の活用のフロー図がありますので、ご覧いただければと思います。ジョ ブ・カードを使って職業に就いていただくには、いろいろな方法がありますが、ここでは 有期実習型訓練の話を中心に書いています。有期実習型訓練の場合、職業訓練で求職者の 方を受け入れる企業が、いちばん上の協力企業ということで、そこを探すところから始ま りますけれども、全国の商工会議所でこういった企業を探すところをお手伝いしているこ ともあり、今日、発言させていただく次第です。  1で企業は訓練実施計画を作成し、3の訓練生の募集のところで求人票を出すわけです。 求人票は皆様に申し上げるまでもないと思いますが、求人票一般というところで別の紙で お付けした右上の雇用形態のところで、正社員以外有期実習型訓練と出てきます。ハロー ワークに求人を出したときに、今日はハローワークのシステムの話もありましたが、これ までは端末で正社員か正社員以外か、どちらか2つに1つということで出ていました。先ほ どのシステムに改修されている話の一部になると思いますが、今後、正社員と正社員以外 のほかに、訓練により正社員を目指す求人を新たに設け、求職者でご希望の方は選んで検 索ができるようにしていただいている。先ほどもお話がありましたが、順次端末でそうい う画面になると伺っています。  こういう話をしますと、実は商工会議所で、こういう正社員を目指す方向けの職業訓練 を受け入れる企業はいろいろ探すのですが、残念ながら求職者の方に来ていただけなくて、 せっかく職業訓練の計画を作って認定も受けたのに、受け入れないまま諦めてしまった所 も少なくありません。大きなポイントの1つは、ハローワークでどれだけこういった有期 実習型訓練を通じて正社員になる道があることを誘導していただくかだと思い、いろいろ お願いしていたところ、先ほど申し上げたようにハローワークの端末では、訓練による正 社員を目指す求人が選べるようになり、今していただいているところだということです。 そんなこともあって冒頭に申し上げましたが、しごと情報ネット上でも訓練によって正社 員を目指す求人がわかれば、もっと使っていただくことにもなるのではないか。具体的に どうするかとなれば、お金の問題とかいろいろ出てくると思いますが、冒頭に申し上げま したように、今後のテーマの1つの中に加えていただければという趣旨で申し上げた次第 です。 ○諏訪座長 ありがとうございます。この点に関しまして何かご意見等、ございますか。 ○需給調整事業課長 そういうご意見を昨日、お聞きしたのです。しごと情報ネットのフ リーワード検索で有期実習型訓練を検索をしたところ、131件ヒットしました。ちなみに、 これは全部ハローワークの求人です。 ○諏訪座長 貴重な情報をありがとうございました。ほかにご意見等ございませんか。よ ろしいですか。では最後に退任をされる委員の皆様から、一言ずついろいろな思いを語っ ていただきたいと思っています。まずは三村委員にお願いしたいと思います。 ○三村委員 先ほどのお話で10年ということですが、10年というのは一昔でありまして、 あの時も私はじじいだなと思いましたけど、さらにじじいになりました。来年、後期高齢 者になります。もうとてもじゃないけども、このシステムなんかに携わっていられるよう な能力、気力に欠けてまいりました。しかしながらこの10年間、私も全く未知の世界でし たが、ある意味で先生、これは最初は手探りでしたね。一体、ネットワークで何ができる のか。そこから始まって吉田委員、いまはいらっしゃらなくなりましたけど、いろいろな 委員の先生方と。 ○諏訪座長 木ノ内委員。 ○三村委員 木ノ内委員、松井委員、それぞれがそれぞれの立場で忌憚のない意見を戦わ せながら、その間に課長さんが代わること4代でしたね。 ○需給調整事業課長 はい、4人目です。 ○三村委員 そうですね。大臣が代わること4代でしたね。その都度、しごと情報ネット の原理原則を踏まえながら、ここまでアクセスが増えてきた。いまお話がございましたよ うに、だんだん世の中に認知されてきますと、これを今度はどう広げるか、あるいはどう 収斂させるかということは、とても難しい問題だと思いますが、それはひとつ新進気鋭の 新しい皆さんにやっていただくということで、本当に長い間お世話になりまして、ありが とうございました。 ○諏訪座長 ありがとうございました。それでは続きまして仲村委員にお願いします。 ○仲村委員 私がこの委員になりましたのは、第7回目ぐらいからだったと思いますが、 ちょうど名前を決めるようなお話で、インフォ某とかいろいろな名前があって、どうしよ うかという、そういうあたりのところから委員として参加させていただいています。した がって三村委員のいわゆる「そもそも論」というのは、私は論議の中には加わっていない わけです。しかし、その後も折に触れて、しごと情報ネットに対するいろいろな思いとい うものが語られまして、それぞれの立場からいろいろな意見、あるいはこれについてのひ とつの愛着と言いますか、そういうものを感じられているということを感じながらきたわ けでございます。  私はこの参加機関と言いますか、いわゆる求職者と求人者という、その両方をどう結び 付けるかという、これは非常に悩ましい問題で大変難しいことでございまして、いろんな 事業者というのは、それに最大のエネルギーを使っていると言っても言いすぎではないの ではないか。ちょうど海の中にいろいろな情報が船に乗ってやっているけれども、それが なかなかうまく合わない。そういう現実的な事業者の運営の中での悩みが非常に大きい。 そういう意味では、ポータルサイトとしての役割というのは非常に大きいものがあるのだ ろうなと考えております。したがって今後とも、このサイトがより使いやすいものになっ ていくことによって、ひとつの機能を果たしていくことを期待したいと思っております。  ちょうど10年前ですかね、当時の完全失業率というのは今と同じぐらいですね。それか ら有効求人倍率も大体0.5ぐらいのところで、そういう数値的には当時の状況がまた来て いるなというふうな、今そういう感じなのですが、しかし考えてみると、その当時と今と 違うのは、このしごと情報ネットができているということです。そういう点では大きな違 いがあるというふうに感じているわけでございます。したがいまして私も、今後ともいろ いろしごと情報ネットに関心を高めていきたいと思っていますけれども、今後、より使い やすいものになっていくような方向で、ご検討いただくことを念願しております。どうも ありがとうございました。 ○諏訪座長 ありがとうございました。それでは最後に私からもご挨拶をさせていただき ます。皆様に大変、ご指導、ご鞭撻をいただきまして、早いものでもう10年ほど座長の役 を務めさせていただきましたが、三村委員のおっしゃられるとおりで私ももういい年にな ってきつつありますので、そろそろここら辺で代替りをしていただければと思っていまし たが、新任の委員の先生方には今後、このネットがより良いものになるように、いろいろ とご協力をいただければと思っています。  このネットの名前が、しごとが平仮名で、情報が漢字で、ネットが片仮名で何だと言わ れたのですが、私も作るときに関与したものですから、そう言われるといろいろと内心、 忸怩たるものがあったり、あるいは初めてこれを作ったときには坂口大臣だったのですが、 テープカットじゃないですが、何かそんなような儀式をやりまして、新聞記者の人に来て いただいて広めていただいたこととか、先ほど三村委員もおっしゃられていたのですが、 そのころ木ノ内さんという委員の方と、日経連から松井さんという方がいらっしゃってい まして、このお2人がすごいのです。犬猿の仲のようにいつもやっていらしたのですが、 それぞれ善意で、それぞれの立場から言っていたのですが、そういう皆さんの忌憚のない ご意見の中から、私は全体としてバランスよく運営されてきただろうと思っています。ち ょっとここのところに来て、パンチが足りないのかなというのが多くの方のお気持だろう と思いますから、ここはいま流行りのドラッガーさんの言っている、顧客は誰かという、 これを考えて、新しい時代に合った制度に発展していっていただければと願っております。  でも私がいちばんよかったのは、ここで関係する皆さんが意見を突き合わせる場があっ たということだろうと思います。やはりプロセスはとても大事でございまして、こういう プロセスの中から、より良いものができていくのではないかと改めて実感いたしました。 本当にこの間、拙い運営に対してご協力いただきまして、ありがとうございました。  それでは以上をもちまして、本日の議題を終了させていただきます。次回以降につきま しては事務局からお願いします。 ○事務局 本日はお忙しいところ、ありがとうございました。次回の運営協議会につきま しては新たなメンバーで開催されることになりますが、しごと情報ネット運営協議会設置 要綱に記載されていますけれども、座長は互選により選出なっています。ここで事務局よ り提案させていただきたいのですが、次回から座長を鎌田委員にお願いしたいと考えてい ますが、いかがでしょうか。                (異議なしの声、拍手) ○事務局 ありがとうございます。それでは次回の運営協議会から鎌田委員、よろしくお 願いします。本日、皆様、お忙しいところ、ありがとうございました。